| ■ハノーバーメッセ 2026 |
| 5月13日の日経BP主催『速報セミナー・ハノーバーメッセ2026徹底分析~一段と鮮明になった産業AIとデータ主導製造業、次世代産業エコシステムの潮流を読む~』のオンラインセミナー(無料)に参加しました。 ハノーバーメッセは、1947年にドイツ・ハノーバーで戦後復興のイベントとして始まり、現在は“世界最大の産業技術見本市”となっています。私が以前勤めていた平田機工からも、毎年派遣して“製造業の先進技術動向”を把握するための重要な展示会です。 |
![]() |
![]() |
今年は4月20日〜24日に開催されて、出展企業数約2900社、来場者数11万人だったそうです。今年の展示会全体のテーマは「Think Tech Forward」で、インダストリーAIが“未来の話”ではなく既に“実用化段階”にあることです。 具体的にいうと、これまでの“AIの可能性”ではなく、 「工場で実際に稼働しているAI」が多数展示されたのが最大の特徴的です。具体的には、「AIによる故障予測・自律制御」「生産ラインの最適化」「AI統合型ロボットの実稼働デモ」などが展示されており、フィジカルAIがPoC(実証)段階から商用導入フェーズへ移行した点だと思います。 |
| 最も印象深かったのは、産業AIの展示を巡る2023年~2025年の動きと2026年展示について、現場視察をした解説者(アルファコンパス・福本代表)が、以下のように表に纏めていました。 2023年 :PoC(実証)の展示(対話型生成AI) 2024年 :プロトタイプの展示(対話型生成AI) 2025年 :活用事例とともに製品を展示(AIエージェント) 2026年 :AIを実装して生産システムの展示(フィジカルAI) AIテクノロジーの急激な進化と実用化が進んでいることには驚かされました。 |
![]() |
| 私の方は「フィジカルAIの実用化動向」に関して興味があって視聴しました。 展示会場の動画を含めて観ていると、「ロボティクス✖AI✖デジタルツインの統合」即ち“ロボット制御にAIが標準搭載”“デジタルツインで設計〜運用〜保守を一体化”“自律型ロボット(AMR)が物流・製造で急増する”など、すでに実用化段階にあり、製造業全体のあり方がどうなっていくのか。そして「AIエージェントの広範囲活用」「AIと人間のコラボのあり方」「インダストリーAIによる変種変量生産」など、私には未来の製造業が想像できない段階まで来ています。 日本のブース「Japan Industrial Park」には、国内外の公共機関・組織・民間企業8社と共同出展していましたが、パネル展示だけだったようです。 |
![]() |
| いつの間にか、製造業もハードからソフトに移行して「現場データ✖AI」の重要性が増しているようです。職人スキルなどを含めた製造現場データは、日本が最も保有しているといわれており、日本の製造業とのコラボを望む世界的製造業がここまで進化してきていると、日本の製造業の未来が脅かされるような気がしました。今まさに「製造業の革命」も具体化しはじめている気がします。 |