■『吉田松陰ゆかりの地を巡る1泊2日の1人旅』その②
初日に新幹線の新山口駅から高速バス・スーパー萩号に乗り、萩明倫センターで降りて、旧藩校・明倫館跡地から明倫小学校に転用され、現在は萩明倫学舎という萩観光拠点のになった場所にある萩市観光協会に寄りました。
というのは「松陰神社参拝と松下村塾講義室で白上宮司の話が聞けたこと」が一番の収穫だったのですが、そのキッカケをつくってくれたのが萩市観光協会のスタッフ・中尾さんに問い合わせたことがキッカケで実現したことで、御礼に熊本銘菓・陣太鼓を届けることから萩での活動をスタートしました。そしてついでに、訪問先の距離感や交通事情の詳細まで教えてもらいました。
先ずは炎天下の中を徒歩で、松下村塾を模築した「新松下村塾」を有する萩校友会(松陰塾:学習塾チェーン)を訪問し、吉田松陰像や「新松下村塾」を見学させてもらいました。冷房はなく蒸し暑い中での講義室見学で、汗グッショリになりました。
担当の方に教えてもらったのですが、全国に300箇所あり、フランチャイズ塾が290箇所以上だそうです。松陰塾は「松下村塾」の教育理念を継承し、「教えない塾=自立学習」をコンセプトに、AI教材「AI-Showinシステム」を活用した個別指導スタイルを採用しています。熊本にも4校(健軍東校、熊本中島校、光の森校、須屋校)あることを確認しました。松下村塾に新設された“学びの道”は松陰神社の了解のもと萩交友館(田中館長)が寄付したようです。
その後に明倫学舎に徒歩で引き返し、お願いしていたガイド・横山さんの案内で、本館と2号館をガイドしてもらいました。本館は萩藩校明倫館の展示物を紹介してもらいながら見学しました。2号館が幕末ミュージアム(1F:天文・地理・医学・科学、2F:幕末動乱の軌跡)と、世界遺産ビジターセンター(1F:長州ファイブと松陰、2F:シアター&歴史)などを紹介してくれました。
萩藩は教育重視の版で、明倫館も朱子学だけでない幅広い学問を学ぶ、今でいう総合大学だったそうで、海外にも目を向けて技術を学んだり、兵学(山鹿流:槍・剣道・水練騎馬含む)もやっていたとのこと。
吉田松陰は兵学の師範で11歳の時から藩主に兵学を教えていたそうです。
ホテルに行く途中にある野山獄跡にも寄りましたが、非常に狭いスペースで、武士を幽閉する“野山獄”の前面に庶民を幽閉する“岩倉獄”があり、簡単な解説書を読んで、当時に思いを馳せて偲んできました。
これが1日目の活動で、汗グッショリになりながら歩き回り疲れ切ってホテルに到着し、温泉にユックリ浸かって食事をしてグッスリ寝ました。