■ハノーバーメッセ2025 |
オンラインセミナー『速報セミナー・ハノーバーメッセ2025徹底分析~生成AIやデータ連携など製造業デジタル変革の最前線~』(日経BP総合研究所主催)を聴講。 https://events.nikkeibp.co.jp/event/2025/nxt250416/ 毎年春にドイツ・ハノーバーで開催される世界最大規模の産業展示会「ハノーバーメッセ」(3/31~4/4)は、製造業のデジタル変革に関する最新情報が集まる場です。 「ハノーバーメッセ2025」では、生成AIの産業応用、データ活用のための先端情報システム、欧州データ連携基盤を巡る最新動向など、製造業のデジタル革新に関する最先端のトピックが展示されたようで、当展示会を長年取材してきた2名が速報セミナー(オンラインセミナー)として対談形式で最新情報を提供してくれました。 |
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私は特に「生成AIの産業応用や、データ活用のための先端情報システム」について理解を深め、近い将来我々の仕事への生成AI応用の方向性を知りたかったので、セミナーに参加しました。 |
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ハノーバーメッセは“世界最大級の産業専門展示会”として、1947年創設されました。 12年ほど前に欧州では、デジタル革新が進み「インダストリアル4.0」が発表され、10年ほど前からは米国MicrosoftやGoogleそして中国企業も積極参加しはじめて、3年前からすでに生成AIのアピールもはじまり、今年は生成AIの製品組み込みや活用事例の報告などが急増しているそうです米国Microsoftでは生成AI応用の「設計-生産-保守の連動化」「ロボット制御」「データ・プラットフォーム」「AIエージェント間のコミュニケーション」「ノーコードの活用」「3D視覚構成」などを紹介。 ドイツSiemensは最大の展示ブースの中で、「上位AIエージェント(マネジメント層)と下位AIエージェント(現場)」「デジタルツインによる架空シュミレーション」「コパイロットを活用した多国・多言語対応」などを紹介。 話を聞いていて「人がAIを使う社会になるのか、AIに使われる社会になるのか?」微妙な「AIエージェント活用社会(AIエージェント主導社会?)」になりそうな感じです。 |
将来的に、生成AIをビジネス活用する際の方向性として「購入した側でのAI教育する時代がくる」「AIと人が共同で効率化を進めるフェーズに入る」「サイバーセキュリティの強化のあり方」「N対Nのコミュニケーションするための規格共通化」「データのサイロ化対応」など、多くのキーワードだけは書き留めました。 | ![]() |
生成AIでは遅れをとっているといわれる日本企業は、共同展示ブースを準備して、産業連携をアピールして、海外顧客を惹きつけていたとのことでした。 内容が濃く、イメージできないことも多すぎて、頭の中がパンクしそうでした。 |
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過去のハノーバーメッセに数回、行ったことのある大久保氏の「今年の展示会概要への感想」も紹介します。彼からはAIに関しても、多くを学ばせてもらっています。 今年は昨年に続いて「AI」が中心で、AIアシスタント/AIエージェントがFA分野での活用例が多く取り上げられていると思われます。 要はデータだと思いますが、既にインターネット上の情報はそろそろAIが学習してしまうなどと言われており、次はインターネット上の情報の100倍も多いとされる産業用のデータがターゲットと見られていますが、産業用データは標準化されておらず、且つ企業ごとのノウハウとして囲われていることが多く、学習しようにもできないと言うことで、この課題に対して、分野を跨いだ、且つサプライチェーンの上流から下流までを貫くデータの標準化の動きは気になるところです。 https://data-society-alliance.org/press-release/12765/ |
ただ急速に進むAIについては、添付記事にあるように”自律性”を持ち始めた時の怖さは感じます。 |