■西洋哲学と東洋哲学の融合① <哲学の深掘り&自分ナイズ化> |
共育塾塾頭を奈須さんに7期生の時に引き継ぎ、そのあとにプラスワン講義を始めました。プラスワンを始めてから「プラスワン」で、塾生に何を伝えるべきか」を模索しているうちに、11期生の頃に少しづつイメージが湧き始めました。具体的には『講義「経営基礎知識の概要」に加えて、プラスワン「経営哲学知識の概要」を合わせて伝える』ことの重要性に気付いたわけです。(その前も哲学関係の書籍はいくつか買って持ってはいたものの、哲学を学ぶという意識はあまりありませんでした。) 経営哲学というからには、その前に「哲学」についてあまりにも理解不足であることを痛感しました。プラスワンに魂を入れるために「哲学」への興味を持ち始めたものの、「哲学とは?」に関しては概念イメージすら持っていませんでした。 この歳になって、哲学を“広く・深く”学ぶことは難しいことであり、入門編として「はじめての哲学思考」(苫野一徳著:筑摩書房)、「哲学史見るだけノート」(小川仁志監修:宝島社)を買って、過去に買った関連書を合わせて、概要理解を始めました。 |
それ以外に、ウェブで「哲学とは?宗教とは?思想とは?」に関して調べたりする中で、哲学の原点のような言葉「無知の知」に出会ったことで、私なりの哲学への理解も少し進んでいきました。「無知の知」とはソクラテスの言葉です。 |
「真の知に至る出発点は“無知を自覚すること”である」。自分がまだ無知であることを自覚できていない、または知らないのに、知っているような勘違いをしている」よりは、「同じ知らないでも、自分が知らないと自覚している分だけ、優っている」という意味だそうです。面白いもので、ソクラテスだけでなく孔子、釈迦、キリストも同じような言葉を残しています。 従って、それを自覚した上で真理探究を進めていくことが大切だと自覚しました。 |