■野中郁次郎の人間的経営論(ナレッジマネジメント) |
1月中旬から、2年前の日経ビジネス(2021,01.18~2021.03.29号)の11週連載記事「野中郁次郎の人間的経営論」を1ページ/回でPPシートに纏めることを始めて、昨日でPP資料に仮纏めが終り、一つ区切りがつきました。 世界的に有名な「ナレッジマネジメント(SECIモデル)」を「知識創造理論」に仕上げ、そして近年では西洋哲学と融合させた「ヒューマナイジング・ストラテジー(人間くさい戦術)」までに進化させています。時代の変化に合わせて、そこまで持っていくまでの思考変遷を整理してきたものが、当連載記事だと思っています。 |
当記事は、野中先生がSECIモデル(ヘーゲル弁証法の具現化モデル?)を発案したところから、ここ最近は倫理資本主義、ステークホルダー資本主義がもてはやされるようになり、今まで異端だった野中経営理論に共感する経営学者が増えており、中には野中理論をヒントに「内生的成長理論」でノーベル経済学賞をとったP.ローマ―などもいるようです。「ダイナミック・ケイパビリティ」「両利きの経営」も野中理論からヒントを得たようで、彼等との相互交流も盛んなようです。 今回の記事を一貫して読んでみて、もしかしたら野中先生もノーベル賞を受賞する可能性があるように感じました。 |
野中理論に関しては、 ⦁ 連載記事(2022.1~3)の更なるブラッシュアップを行い、時代の変化に合わせて野中理論が変化・成長していったことへの理解を深めること。 ⦁ 熊本テクノ産業財団・田原塾(2012.7)での講義内容「知識創造企業」の見直しと、その原点「SECIモデル」の理解を深めること。 ⦁ オンライン講演「ヒューマナイジング・ストラテジー」(2021.5)の録音&撮影写真の整理を行い、最新の野中思想の理解度を深めること。 ⦁ 共育塾プラスワンで活用できる「ヒューマナイジング・ストラテジー」のレジメを作成すること。 を今年中を目標に、仕上げてみたいと思います。 野中先生との出会いに感謝! |