●ストレスフリーな脳の習慣 |
前回「セロトニン(幸せホルモン)」「メラトニン(睡眠ホルモン)」「オキシトシン(愛情ホルモン)」「ドーパミン(やる気ホルモン)」「アドレナリン(闘争・逃走ホルモン/身体機能)」「ノルアドレナリン(闘争・逃走ホルモン/脳機能)」に加えて、「エンドルフィン(脳内麻薬)」を合わせて、心豊かな生活に寄与する「7つの脳内物質」という話までした。 これらは全て「意欲・共感力・集中力・切替え力」などに密接に関係しており、身心の活動でうまくコントロールすることが肝要である。全てにおいて、中庸(過ぎたるは及ばざるがごとし)が肝要であると感じた。 |
①意 欲 ⇒ドーパミン神経 :夢や目標をもって一生懸命努力する力の素であり、達成することで快感に繋がる。但し、際限なく求めるために、適度なコントロールが必要である。酒、たばこ、麻薬などなかなか止められなくなる。 ②共感力 ⇒セロトニン神経 :ノンバーバル(非言語)・コミュニケーション力である。現代は、対話やSNS活用も含めたバーバル(言語)・コミュニケーションに偏っており、非言語コミュニケーションが軽視されているために、「空気が読めない人」が増えているようである。 |
③集中力 ⇒ノルアドレナリン神経 :仕事能力(情報分析→実践経験との照合→行動選択)に関係するが、うまくいかないと不快や怒りにもつながる。 ④切替え力 ⇒セロトニン神経 :現実対応力に関係し、思い通りにいかない時に気持ちを切り替える力で、これができないと「切れる」「自殺」に繋がったりする。 |
他に「直観力を鍛える3つの方法」についても書いておく。 ⦁ 情動・共感の涙を流す:涙には「基礎分泌(眼球を潤す涙)」「反射分泌(ゴミが入った時などの涙)」「情動分泌(苦痛の涙、悔し涙、共感の涙)」があるが、この中の「情動・共感の涙」が短時間で副交感神経を刺激する。見たり聞いたりすると必ず涙を流す映画や音楽などは非常に貴重である。 |
⦁ 呼吸を合わせる:仲間意識が高まると凄いエネルギーを発揮できる。「阿吽の呼吸」などと言うが、相撲で呼吸を合わせる、二人三脚や綱引き、神輿なども呼吸が合っていないとうまくいかない。 ⦁ グルーミング:タッチセラピーであり、心地よい原始的触覚(一家団欒、飲み会、ペットと遊ぶなど)と、理性的な認知的触覚(職人芸を深める)などがある。 |
ウィズコロナを生きる上での幸せの原理が「ドーパミン原理(夢・目標:自利・自己向上)」と「オキシトシン原理(愛情:利他・貢献意欲)」の二つであることを心しておきたい。 そして今から取り入れたいと思ったことは、 *朝の陽光を浴び、心が洗われるような音楽(郷愁のオルゴール音)を聴きながら、20分前後のリズム散歩をする。 *夜寝る前に座禅または般若心経の読経をする。 *和食中心の食事をする。 ことであり、一方で「夜のPCやスマホ操作」については控えるようにしたいと思った次第である。 |
当書籍に書いてあることは、思い当たることが多々あり、非常に共感する内容であり、説得力もある内容であった。 当書籍との出会いに感謝! |