■哲学を考える④ 哲学の歴史を知る① |
いろんな書籍を調べていくと、哲学は時代の変化をつくり出しており、また時代に影響を受けて変遷していることを感じている。そして一般的には、西洋哲学を哲学と称しており、西洋哲学の歴史を調べたので紹介する。 なお蔦屋3年坂店に立ち寄り、関連図書を確認比較して「哲学史 見るだけノート」(宝島社)を購入し、個々の哲学者の考え方を調べるのに活用している。 |
①古代哲学(BC6~BC3世紀) |
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タ-レス |
ピタゴラス |
ヘラクレイトス |
ソクラテス |
アリストテレス |
②中世哲学(4~13世紀) 哲学はアレクサンダー大王の死と共に衰退。キリスト教の勃興と共に、一旦その影響を薄めていった。 キリスト教が世の中を支配していた中世社会では、神は絶対的な存在とされていた。哲学はキリスト教の下に位置付けられるなど、暗黒時代を迎えた。 中世に入るとキリスト教がローマ帝国の国教と定められ、人々の間で広く信仰されるようになった。この時代、哲学における最も重要なトピックスは神学と哲学、それぞれの理論が相反するものであったことである。 そこで目指されたのが、どちらかに軍配を上げるものではなく、哲学とキリスト教を融合させるという道であった。キリスト教会の教父であったアウグスティヌスはキリスト教的プラトン哲学(三位一体説)を、アヴィケンナとアヴェロエスはアラビア的アリストテレス哲学(魂と肉体の区別、哲学と宗教の両立)を、トマス・アクイナス(キリスト教的アリストテレス主義)が「哲学は神学のはしため」と述べたように、哲学はキリスト教の教えを下支えするものとして折り合いが付けられ、共に真理を目指すものとして再定義された。トマス・アクイナスの理論は、「スコラ哲学(学問の技法)」と呼ばれ、この時代に広く普及していった。(スコラはスクールと同源語である) 次回に続く |