■日光方面へのツアー旅行① |
9月10日(日)から2泊3日で家内とツアー旅行に行ってきました。 熊本を朝一便で出発し *羽田→東京バス観光→浅草雷門周辺の散策→鬼怒川温泉 *日光東照宮→華厳の滝→奥日光三滝巡り→草津温泉 *軽井沢→富岡製糸場→夕方に羽田へ→最終便で熊本着 と非常にハードな旅行でしたが、たくさんの感動を得ることができ、夫婦共々楽しい旅行になりました。 |
一日目で印象的だったのは、やはり浅草雷門周辺の散策です。 雷門を通って仲見世には、裏通り・横通りを合わせてものすごい数の店が密集していること、また観光客の混雑も凄く外国人の多さにも驚かされました。浅草のシンボルである雷門の大提灯には、松下電器の銘板がついていましたが、ガイドさんの話では松下幸之助が寄進したとのこと。 そして本堂に至る大香炉で線香の煙を浴び、手を清めて本堂で参拝してきました。浅草も神仏混合の場所であり、浅草寺と浅草神社が並んで立っており、浅草神社にもお参りをしてきました。 |
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仲見世通り |
大香炉 |
浅草神社 |
2日目、3日目は、想定以上に非常に充実した観光ができて、心から今回のツアーに参加してよかったと思った次第です。 何よりも世界遺産の日光東照宮は「平成の大修理」の最中で、丁度、陽明門が見ることができるようになっていました。奥宮に通じる坂下門の彫り物である左甚五郎の「眠り猫」は、思ったより小さいもので、目立たないように感じました。 それから薬師堂(本地堂)の鳴き竜も非常に印象的で、天井の竜の口元で拍子木を鳴らすと反響音が響き渡り、竜が鳴く声?のように今も耳に残っています。薬師堂は1961年の火災によって建物自体が無くなってしまったため、現存の建物は後日建て直されたものになっています。狩野永真安信によって描かれた龍の描写も一緒に焼け落ち、熊本出身の画家・堅山南風が復元を行ったそうです。いい記念になると、ついつい日光開山1250年記念限定の金龍鈴守を買いました。(価格は普通の金龍鈴守の倍します) |
特に印象的だったのは神厩舎の三猿です。猿が馬の守り神であるという信仰から、猿の彫刻が彫り込まれており、以下のように8面の猿の彫刻で人間の一生の物語でできているようです。 1面 :母猿が手をかざして子猿の将来を見ている。 2面 :最も有名な三猿の場面。3匹の猿がそれぞれ耳、口、目をふさいでいる。子供の教育とは“悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないように育てなさい”ということらしい。 3面 :座っている猿の姿。一人立ち直前。 4面 :猿は大きな志を抱いて天を仰ぐ。青い雲が「青雲の志」を暗示。 5面 :猿の“人生”にはがけっぷちに立つときも。迷い悩む仲間を励ます友がいる。 6面 :物思いにふけっている姿、恋に悩んでいるなど。 7面 :結婚した2匹の猿。大きな荒波の彫刻は、これから夫婦で乗り越えてほしい。 8面 :ラストはお腹の大きな猿。やがて母親になって1場面へと戻る。 日光東照宮は、ほかに日光山輪王寺と日光二荒山神社もあり、この2神社と1寺で構成されているとのことでした。特に輪王寺では、当寺限定の鬼門除けの御札があり、子供家族の分を合わせて購入しました。この御札は、家庭の鬼門を抑え、家族一人ひとりに巡りくる悪い運勢を良い運勢に転じる祈願札で、氏名と生年月日をはがきに記載して郵送すると、3年間は当寺で祈願をしてくれるそうです。 |