■宇佐神宮で目標の全神社制覇!

 3年ほど前に、古事記や神道を研究している諫山氏から、全国・九州の「行ってみるといい神社(格式の高い)」を紹介してもらい、毎年少しづつ周って全神社を制覇しようと考えてきた。
主なところ(思いつくところ)として、高野山奥の院、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺、那智の滝)、伊勢神宮、出雲大社、加えて松蔭神社にも行ってきた。九州では霧島神宮、阿蘇神社、幣立神宮、天岩戸神社西本宮、高千穂神社、宮崎神宮、宗像大社、祐徳稲荷など参拝済みである。
熊本でも、(阿蘇神社、幣立神宮、)木原不動尊、藤崎宮、加藤神社、北岡神社、出水神社のほか、小さな神社があるところに行ったら、必ず参拝するようにしているが、気を付け始めてからその数の多さには驚いている。

伊勢神宮


出雲大社

松蔭神社

阿蘇神社

霧島神宮

  その最後に残った場所が、大分・宇佐市の宇佐神宮となったが、種々の事情が重なり、つい先日、ようやく行くことができた。ワクワクした気持ちで熊本を出発し、境内を散策しながら上宮から外宮、そして弥勒寺跡と参拝してきた。満願成就とはいえないかもしれないが、シッカリと達成感を感じながら帰路についた次第である。
大鳥居をくぐり表参道から入り、上宮に向かって石段を歩いている際に、夫婦石があると聞いていたので、探しながら歩を進めた。最後の石段の手前踊り場で家内が夫婦石を見つけることができ、「夫婦一緒に手を繋いで踏むと、幸せになる」と書いてあったので、我々もそれもやってきた。何となく小さな幸せをもらった気分を味わった。

宇佐神宮大鳥居

夫婦石

  上宮は思ったよりもコンパクトな社で、一の御殿、二の御殿、三の御殿、それぞれで参拝してきた。そこの札所では「茅の輪くぐり」のお守りを自宅とオフィス用に入手した。
若宮神社から降りる石段のところを歩いていると風が強く吹き始め、木々の音が我々を歓迎するかのようで、素晴らしい気分を味わうことができた。
石段を降りた先にある下宮で参拝を済ませた後、春宮神社を通り八坂神社の先に、弥勒寺跡を見つけることができた。弥勒寺は、神仏習合文化発祥の地(738年)だが、明治時代の神仏分離により廃寺となった跡地で、柱跡が残っていた。初の神仏習合と神仏分離の現場を見ることができ、1100年の歴史も実感し感動を味わった。

上 宮

下 宮

弥勒寺跡

 そのまま西参道から参拝の出口に向かうところに、呉橋(くれはし)という扉が閉まっている豪華な橋がかかっている。呉橋は10年に一度の勅使祭の時だけに扉を開けるそうで、今年はその年であり、10月5、6日がその日に当たるそうである。
このような場所に興味のある人には
是非、参拝をお薦めしたい。
個人的な神社巡りの満願成就に感謝!   

  
呉 橋