■年の始めに
新年、明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
             
ここ数年、健康問題を抱えてからは、言葉では健康第一とは言いながらも、実際は健康第三あたりに考えて、仕事中心でやってきたように思いますが、今年こそは、ようやく心の底から健康第一で考える年にすることに決めました。 (決めざるを得なくなったといえるかもしれません。)

昨年末から松原泰道師の般若心境についての講話を繰返し聞きました。
般若心境では、「空」とは「ものごと・事象の真理」「囚われなくてもすむ道理」を説いたものであり、仏教用語でいうと「無常・無我」で全てを表現できる。
「無常」とは、「世の中のものごと・事象は止まることなく常に移り変わるもの」であり、「そのような中で自分が、今、生きていること、生かされていること」は、「滅多にないこと、即ち、ありがたいこと」である。
「無我」とは、「自分たちは周りとの関わり合いの中で生きていること」、言葉を変えていうと「自分の力で生きていると思っているかもしれないが、本質的に自分だけでは存在できない」という事実があり、これは「おかげさまで、自分は周りに生かされている」ということである。
人は皆、仏になる可能性を秘めており、般若心境を繰り返し唱えることで、修業の本心に気付き行ずることで、悟りの境地に至ることができるとのこと。


観自在菩薩行深般若波羅蜜多時

照見五蘊皆空
度一切苦厄

             

「空」という言葉は、「ご縁に感謝」に集約されるが、「おかげさまで、ありがとうございます」 という話語の大切さを改めて感じた次第である。
ご縁に感謝!!