■年末に際して |
今年も早いもので、あと数日を残すところとなった。 今年を象徴する漢字として「新」が選ばれた。 政治の世界では、オバマ大統領が「チェンジ」のスローガンを掲げてグリーン・ニューディール政策や核軍縮などの新たな施策を打ち始め、日本でも政権交代により新たに民主党政権となり、戦略会議や行政刷新会議の創設、天下り撲滅や事業仕分けによる予算の見直しなど、新たな施策を打ち出したりもした。 とはいうものの日米とも、急速には変えられない枠組みができていることもあり、なかなか思うようにいっていないようである。その中でも、郵政事業の見直しに基づく人事は、「天下り」そのものであり、民主党の1丁目1番地といってきた「天下り撲滅」を反故にするなど、がっかりさせられる現実も見せつけられた感もある。 |
スポーツ界では、イチローの9年連続200安打の新記録達成やゴルフ界の石川遼の史上最年少賞金王とか、大相撲では白鵬が年間最多勝を更新するなど、常識を覆すような新記録達成がなされて、暗い世相の中で、我々に明るい楽しい話題を提供してくれた。 芸能界では、子役の加藤清史郎君がコマーシャル界を席巻したり、ポニョの大橋のぞみちゃんが大ヒットを飛ばしたり、新しい若い子供が芸能界に新風を吹き込んだ。今、まさに新たなパラダイムシフトが起こりつつあることを象徴するような希望の持てる出来事も多くあったように感じている。 一方では、人間とは思えないような残虐な殺人事件なども多発したり、清純派女優の酒井法子が麻薬所持・常用で逮捕されたりと、暗い衝撃的な事件も発生したりしたことは、非常に残念である。 |
我が家においては、次女が1月に結婚し長女も9月に結納を交わすなど、子供のめでたい出来事が続き、非常に喜ばしい年でもあった。我々夫婦にとってみると、ようやく子供たちが3人とも所帯を持つことになり、親として一安心できる「何よりもめでたい一年」となった。 自らの健康に関しては一進一退の状況であり、「結局は仕事中心」の生活のあり方に反省することが多い年となった。来年こそは、この反省を踏まえて健康第一を心がけていきたいと考えている。 何はともあれ、家族全員が元気に新しい年を迎えることができることは、ありがたいことである。これもご縁をいただいた多くの方々のおかげであり、心より感謝している。おかげさまで、今年も幸せな年末を迎えることができました。 |
では皆様、よい年をお迎えください。 平成二十一年 年末 |