■新連携PMを辞するにあたって |
熊本では全国に先駆けて、桜の開花宣言も出て、いよいよ春本番を迎える季節になりました。 私こと この3月で中小企業基盤整備機構の新連携担当PMを辞しますが、在任中4年間は、多くの方々から、いろいろとご助力をいただき、おかげさまで熊本県の企業を中心に12社の事業を認定までもっていき、5社の認定事業のサポートをすることができました。一連の企業発掘、ブラッシュアップ、フォローアップ支援から得た経験は、非常に大きなものがありました。 新連携事業に関しては、九経局での企画段階から民間人3人の中の1人として参画し、地域分権の魁となる新連携九州モデルを構築していく経験もしました。別の面で、「九州の中の熊本」を意識する仕事に携わることができたこと、他県の状況についても多面的に理解することができたことなど、非常にいい経験をさせていただきました。お世話になった関係者の方々には、心より深く御礼申し上げます。 |
また熊本での活動においては、3年前から次世代へのバトンタッチの意味も含めて、「地域振興のためのビジネス・インキュベーションのインフラ整備」を心がけてきました。具体的にいうと、中小企業診断士の有志による地域診断士研究会を3年前に立上げ、「地域行政に積極参画できる診断士」「熊本から全国発信できる診断士」を目指した活動づくりにチャレンジしています。また次世代経営者の少数精鋭の相互研鑽の場づくりを行い、自立分散のネットワークを創り上げるべく共育塾を2年前に立上げ、「全員集合・実践勉強の場」+「常時交流の場」+「外部刺激の場」=「相互研鑽の場」という「共育システム」を創り上げつつあるところです。 |
4月からは健康管理にも留意して、熊本での仕事を中心に、新たな生活スタイルづくりを始めているところです。今までと異なり、時間的には自由度が高い状況にあるので、いろいろ地域や企業のために、お役に立ちたいと考えています。 これからは「地域特性を活かした地域社会づくり」にお役立ちできるように、熊本の歴史・伝統工芸・農林漁業などに関して現場・厳実・現物に触れることで、「熊本よかとこ発見」を試み、その中から地域振興の手掛かりを、更に見出すこともやってみたいと思っています。というのも「灯台下暗し」という言葉がありますが、首都圏から来た方々から「地元の人は、地元のいいところに気付いていない」との指摘を受け、岡目八目という言葉の通りであると得心し、自ら「熊本よかとこ発見」を試みるようにした次第です。 日本が道州制を目指す方向にある中で、「九州の中の熊本」、「日本の中の熊本」を意識して、先ずは熊本から多面的に発信することを始めていきたいと考えています。 |
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 感謝!! |