■年の始めに
 明けましておめでとうございます。
今年は、くまもと経済1月号、企業診断ニュース1月号に、オフィスチェイカスの社会貢献活動に関する記事が結構大きく掲載され、幸先のいいスタートが切れたようである。
 くまもと経済1月号には、先ずグラビア特集として「熊本のベンチャーたち、明日の熊本づくり」で、紹介企業7社のうち、共育塾2期生であるワイズリーディング、コンフェッティに加えて、よく知っているオーシャンエナジーテクニカ、グリーンサイエンスマテリアルが掲載された。
 またインキュベータに関して、「夢挑戦プラザ21」と「くまもと大学連携型インキュベータ」と合わせて紹介され、そのインキュベータ立上げ時から関わっているオフィスチェイカスという構造で採り上げていただいた。それに連動する形の特集記事で、「独自の技術とアイデアで、熊本から育つベンチャー」の中で、オフィスチェイカスの活動に関しても、詳しく掲載していただいた。 それ以外でもグラビア「ビジネス支援図書館フォーラムinくまもと」、トピックス「共育塾1期生と竹内電通大教授との会食懇談」と、多くの活動を採り上げ方をしていただき、心より感謝している。
くまもと経済http://www.kumamoto-keizai.co.jp/content/asp/default.asp
 
 また全国配信の中小企業診断協会月刊誌「企業診断ニュース」1月号には、報告記事として「地域のビジネス支援図書館推進レポート〜『ビジネス支援図書館フォーラムinくまもと』開催〜」が掲載された。2ページくらいの記事にはしてくれると思っていたのだが、冊子を見たら6ページに渡って掲載されており、ビックリさせられると共に、ありがたく感謝した次第である。中小企業診断士にビジネス支援図書館の概要も含めて知っていただきたいために、ガイダンスとして利用していただくように記事を作ってみたのが、よかったのではないかと思っている。
 また今回の記事で、中小企業診断士サイドからのビジネス支援図書館推進の発信地が熊本であることを、全国的に印象付けることができたのではないかと思っている。当記事に対する、今後の全国からの反応が楽しみである。次回からのライフワークで、この記事を分割して掲載するようにしたいと考えている。
中小企業診断協会http://www.j-smeca.jp/
 
 今年の目標」を立てるに当たって、「昨年は従来どおりの仕事をやりながら、自己コントロールで新たな生活スタイルの時間配分を行う。」との考え方で、1年間をやってみたが、実行することが非常に難しいことであることを実感させられた。体調がよくなってくると、「喉元過ぎれば、熱さ忘れる」で、いつの間にか過去の時間コントロールに後戻りしており、体調の後戻りに繋がることなども経験することとなった。
 そのようなこともあり、今年の4月以降は新連携PMの仕事を卒業することで、自分の仕事環境も一変させ、新たな生活スタイルへの移行を目指すことにした。
 先ず活動コンセプトだが、『新たな生き方へのパラダイムシフト!』と仕事一新、生活一新を心がけるものにした。

1.「熊本よかとこ発見」へのチャレンジと自己充電

「灯台下暗しで、熊本のいいところを地元住民は全く気付いていない」ことを、いろんな人から指摘されることがよくある。多くの熊本県民が、「宮本武蔵が五輪の書を書いた場所である霊岩洞に行ったことがない」というように、熊本の歴史、伝統工芸、農業、観光スポットなど、私自身も知らないことが山ほどあるというのが、現実である。そこで自己充電を図る意味でも、図書館で調べたり、現場に行って調べたりと、「熊本よかとこ発見」を新たな活動としてやっていくことにした。
 また、最近は日経ビジネスを見ても、文字を追っているだけで、内容が頭の中に入ってこないことを感じることが増えているが、これは精神的に「忙→心が亡びる」の状況になっている証拠である。診断士になって以来、忙しさにかまけ自己放電ばかりやってきたツケが回ってきてためであり、今はじっくりと充電期間を持つ必要性を痛感している。最近気になる人物・田坂広志氏の書籍などを目で追うのではなく、じっくりと読み込むことで、心の充電を図りたいと考えている。                                                                                
2.共育システムによる「相互研鑽の場づくり」推進

「学びあい、教えあい、気付き、実践を通して、自己成長を図る場」として、共育システムの必要性をますます実感している。地域診断士研究会、共育塾と立ち上げてきたが、もっと共育システムの普及浸透を図ると共に、それらが連動する仕組みづくりを進めていくことをやりたいと考えている。できれば「社会インフラとしてのビジネスインキュベーションシステム」との連動に繋げていければと考えているところである。そのためには県や市との連携は欠かせないために、当システムの素晴らしさを理解してもらえるように、行政ともコミュニケーションをしていきたいと考えている。
3.熊本の地域社会づくりへの参画と推進

昨年までの4年間は、九州の中の熊本づくりを目指すために、新連携事業にエネルギーの多くを費やしてきたわけだが、今からは、そのネットワークを活かした上で、熊本でのネットワークの充実を図っていくようにしたい。  具体的には、教育関係者とのネットワーク、地域興しの人たちとのネットワーク、商店街振興、観光振興の人たちとのネットワークなどがあるが、縁のある機会を見出しながら、徐々に広げていくようにしていきたい。ビジネス支援図書館推進活動がそれらのきっかけづくりの活動になるように感じている。特に、熊本市の政令指定都市化や新幹線開通における熊本市の情報交流施設のあり方などについても、提言などを行っていきたいと考えている。
4.生活スタイル一新(自省の時間を大切にする)

「心身の健康がいい仕事をつくる!」であり、若い時以上に、健康づくりが私にとっては非常に大切なことと捉えている。例年、掲げてきていることにもなるが、今回は仕事内容も一変させることで、実現するようにしたいと考えている。週1日は完全オフ日にすることや散歩も行うこと、月2日は家内と一緒に日帰り小旅行を行うこと、年2回は家内と一緒に宿泊旅行を行うようにしたいと考えている。家内孝行にもなると考えており、これは「熊本よかとこ発見」と連動して行うことにする。
5.無為自然、悠々自適の心境を目指す

発病以来、隔週ペースで整体に行っているが、ここの院長と対話する中で、得心することが多々ある。その中の究極のこととして、「考え方を変えることで、病気は治る(考え方で、病気になる)」ということである。私は自分ではそこまで思っていないのだが、「ねばならない」「べき」の考え方が強すぎると、よく言われる。自分では「やりたい」と考えているつもりであるが、どうも合理主義、効率至上主義に染まっていることは事実であり、生活スタイル一新と合わせて、考え方も変えることの大切さを感じている。頭で考えるのは簡単であるが、心から考え方を変えることは難しいことであり、私にとっては大きなチャレンジでもある。このように目標設定すること自体も、効率至上主義に染まっている証拠なのかもしれないが、深く考えないようにする。
昔から好きな言葉である「無為自然」「悠々自適」の心境を目指すようにしたいと考えている。
 昨年来の社会構造の激変を迎えたときに、新たな考え方を創り上げていくことは大切なことであり、自分自身も社会の変化への対応にチャレンジしていきたいと考えており、今年は「新たな生き方へのパラダイムシフト」元年としたいものである。