■ 生人形展



  熊本市現代美術館におきまして、反近代の逆襲U「生人形と
 江戸の欲望展」が開催されています。
  すでに、開催から1ヶ月半余り経っていますがようやく観ることが
 できました。前回はタイミングを逃し、観ることができず残念に思っ
 ていたのです。

  熊本には二人の天才生人形師がいたのです。松本喜三郎と
 安本亀八です。この展覧会があるまで、全く二人のことは知りま
 せんでした。左の写真は、パンフレットにもなっていましたが、
 初代 安本亀八が明治23年(1890)に制作した「野見宿禰(のみ
 のすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)」の大勝負を表現した
 「相撲生人形」像です。実際に館内では土俵の上に、この生人形
 を展示してあり、すごい迫力でした。足、腕の筋肉や血管に至るま
 で細かく表現してありました。
  他にも刀剣や、浮世絵等の展示もあります。
 作品を見ていると、日本人は本当に作業が細かいなと感心する
 ばかりです。それに、これら多くの作品が海外の美術館所蔵で
 驚きました。
  是非、皆さんも熊本市現代美術館へ足を運んでください。

 「生人形と江戸の欲望展」 H18.6.24〜10.22(日)まで開催。
 熊本市現代美術館  http://www.camk.or.jp/index.html