■ミネラルの必要性②

毎日の食事の中で、今日はタンパク質が少ないかな?とは思ってもミネラル分が少ないなと思ったことありますか?野菜食べなきゃ!味噌汁食べなきゃ!と思われる方は多いかも知れません。昔は、今のようなアレルギーや、アトピー、発達障害等々の病気はなかった、少なかったとよく耳にしますね。前回も書きましたが、いろいろな要因の1つが食の欧米化や添加物の多量摂取、農業の変化などの私達の食生活に関わるものです。1950年代と2000年代の作物の栄養成分を見てみましょう。ミネラルである鉄分が非常に少ないことが分かります。では、ミネラルは実際、どのような働きをしているのか紹介しますね。




①生命のカギとなる酵素を助ける
消化、吸収、エネルギーの生成、皮膚、臓器の新陳代謝生命活動の活性化。
②身体の組織の成分となる
骨、歯、血など様々な組織の成分となる。
③ホルモンをつくる
細胞内でホルモンをつくる際には、その材料となるタンパク質や脂質とともにミネラルが必要になる。
④細胞を助ける
約60兆個の細胞1つ1つが栄養分を吸収し、老廃物を排出している。ミネラルは細胞の浸透圧作用を調整している
⑤ほかの栄養を助ける
ビタミンはミネラルの助けがなければ身体に吸収されない。体内でも、ミネラルがないとその機能を果たすことができない。タンパク質、炭水化物、脂質もミネラルと結合することで効率的に吸収されやすくなる。
⑥神経伝達を助ける
Caは、脳の神経伝達物質に関わり、イライラ、興奮、緊張の緩和に役立つ
亜鉛は集中力、記憶力といった脳の働きを高め、Mgは筋肉の緊張緩和、正常な神経伝達を助けます。
⑦phを弱アルカリ性に保つ
体内のphは7.3くらいの弱アルカリ性を保つのが良好な状態、酸性の物質が体内に入るとCa、Mg、K、Naなどのアルカリ性ミネラルが中和してくれる。
ミネラルのはたらき、すごいですね。ミネラル、意識してみませんか?
(沼田光生著:完全なミネラルバランスこそ最強の治癒力より)