■ミネラルの必要性 |
今、日本人に一番不足していると言われているミネラル。ミネラルは広辞苑では①鉱物、無機物②栄養素として生理作用に必要な無機物。ふつう無機塩類の形で摂取される。カルシウム、鉄、亜鉛コバルト、マンガンの類。③灰分(岩波書店『新村出編 広辞苑 第七版』より) ノーベル賞を二回受賞しているアメリカの量子化科学者、分子生物学者でもあるライナ ス・ポーリング博士が「すべての病態、すべての疾病、すべての病気を追求するとミネラル欠乏にたどりつく」という、言葉を残されています。そして、もともと日本の土地柄(高い山が多く雨が降ると海に流れていく)、土壌にミネラル分が少ないそうです。それで、欧米人に比べると、体も小さく骨も細いのだそうです。でも、小柄な人がたくさんの荷物をしょっていたり、何十キロも歩いたりと写真で見たり、話を聞いたりしたことがあります。なぜ、ミネラルが不足になってしまったのでしょう?原因はいくつもありますが、まずは食の欧米化、農業の変化(化学肥料)、農薬(農薬の使用率世界第三位)外食の増加、添加物の摂取、環境破壊等など。 ミネラルがなぜ必要かというと、ミネラルは体の中にたったの4%しかないと言われています。しかし、その働きはとても重要です。例えばお家を建てるとき材木、コンクリート、断熱材などの材料は、食べ物でいうと、タンパク質、脂質、炭水化物。材料があっても肝心の道具がないと、お家はできませんよね。その道具が食べ物でいうとビタミン・ミネラルなのです。 |
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ミネラルには主要ミネラルと微量ミネラルがあります。★主要ミネラル(1日/100mg) カルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、塩素★微量ミネラル(1日/100mg未満)鉄、ヨウ素、亜鉛、銅、コバルト、モリブデン、クロム 次回、ミネラルの働きについてもう少し詳しくご紹介します。 |