■谷口たかひさんの著書から③
谷口たかひささんの著書「シン・スタンダード」から3回目の紹介です。今回で最後です。
◎フランス
先月パリオリンピックで盛り上がったフランス。
フランスは世界初売れ残った衣類の廃棄を法律で禁止。衣料品は原材料の調達から消費までの期間が長い🟰エネルギーも大量に消費する。温室効果ガスの排出量は航空業界と海運業界を合わせた値以上になるそう。そうやって作られた衣類のうち85%が使用可能であるにもかかわらず、エネルギーを使って焼却したり埋立たり、海に流したりしている。ファッションは、個人で改善出来ることが盛りだくさんだと谷口さんは仰ってます。
むやみやたらに買い物しない、捨てる前にリメイクしてみる、リサイクル品や長く着れるものを買う、中古品を買う、寄付するなどなど。
◎日本
日本の食品廃棄物等は年間2500万トン。そのうち食べられるのに捨てている食べ物は600万トンを、超え世界中の食糧援助量である390万トンの1.5倍にものぼる。
日本の食品廃棄の金額は私たちが負担、金額にして1兆円。高校までの教育が無償化できる額だそう。環境省が発表している自治体のゴミ処理費用は年間2兆円、その内40〜50%が食品。毎年恵方巻きの廃棄がニュースになるたび、もやもやします。自分で作る、買いすぎない、そして、賞味期限を気にしすぎない(短めに書かれているため)など工夫できそうです。熊本の八代でもインスタで年間1000トン捨てられてるトマトを減らしたいと活動されてる方がいます。同じ畑でできたものなのに規格外ということで沢山の農作物が捨てられている、食べ物を粗末にしてはいけないと教わったはず・・・。
そして、世界の焼却炉の2/3が日本にある、ということ。もちろん国ごとに事情は違う、焼却炉の規模も違うでしょう。大量生産→大量消費→大量廃棄を日本は終わりにできるでしょうか。各々が関心をもち、熊本の自然、日本の自然、地球の自然を次の世代に残すため家庭から環境問題に取り組んでいきたい。