■谷口たかひささんの本から②
前回に引き続き谷口さんの著書「シン・スタンダード」からご紹介します。
①インド
あなたも人に迷惑をかけて生きているから迷惑をかけられても許してあげなさい。
谷口さんは「人に迷惑をかけてはいけない」という、日本の教えがよくないと言ってるのではなく、あまりにもこの価値観が横行すると「人を許すこと」が出来なくなるから。自分に厳しく、他人にも厳しく、そうしていった結果、何も許さない空気になる。人は失敗する生き物、完璧ではない、許すことでしか変えられないこともある、と。
②スウェーデン
「事実」と「価値観」を区別することはとても大切です。と、スウェーデンの小学校の教科書にあったそうです。
例えば、「お肉は環境負荷が高い」は「事実」。
「だからお肉をたべることは悪」は「価値観」。と、いった具合です。
事実と価値観をごちゃ混ぜにしている人が実に多い。価値観はその人の中に存在するものさしで、測るための判断基準であり、ものの見方でしかない。一方で事実は事実。現実に存在する事柄。そういう意味で、「事実」はたったひとつしかないのだが、「価値観」は人の数だけ存在してしまうのである。人と価値観が違ったからといって、自分の価値観を否定された気になる必要はないと言いたい、と。
世界の常識と日本の常識、各国の取組みも知ることができます、また谷口さんの想いや見解からもいろんな気づきを得られます。ぜひ、本を手にとってみてください。