■谷口たかひさ さんの著書から① |
今年の2月に谷口たかひささんの新著『シン・スタンダード』がでました。 谷口さんは、1988年大阪生まれ。日本の大学在学中に留学費の工面のため、10代でインターネットビジネス会社を起業し、イギリス マンチェスター大学へ留学。卒業後、チェーンストアのエリアマネージャー、アフリカのギニアで学校設立支援、メガバンク、M&A、メディアコンサルタント等々。その後ドイツで起業、ドイツで気候危機の深刻さを目の当たりにし「みんなが知れば必ず変わる」をモットーに、気候危機の発信や日本では報道されない世界情勢やにまつわる講演活動をされています。日本だけでなく世界中から講演に呼ばれるようになり、2021年には国連総会の司会とスピーチも務めた、とあります。 |
海外のお金や教育、幸せ、食べ物、政治、ルール、環境について書かれています。 まずは都知事選で盛り上がった政治のセクションから、シンガポールのこと。 ◎シンガポールの政治家の報酬は変動性 「GDPはどれくらい伸びたか?」「所得が下位20%の人たちの所得はどれくらいあがったか?」「失業率がどれくらい改善されたか」など、多数の項目で大臣のボーナスを決めることが徹底されているという。 |
◎ハンガリーの子育て支援 ①子供の数に応じて母親の所得税から以下の額が残りの人生の「毎月」軽減される。 1人目32ユーロ(約4,500円)、2人目約8,500円、3人目約14,000円、4人全額。 ②車の補助金 子供が3人以上いれば約110万円 ③育児休暇3年間(手当、保育料等の補助つき) ④子育て支援金 子供が3人以上いれば、一番下の子が8歳になるまで支給 ⑤結婚奨励金 結婚後2年間支給 ⑥無利子ローン 妻が40歳になるまで、3万ユーロ(約430万)まで 2人産むと3割が帳消しに、3人産むと全額返済不要 |
それぞれ国の事情は異なりますが、まずは知ること。 『政治は自分の住んでる場所から。ひとつずつオセロゲームのように楽しみながらひっくり返していけば、国も変わらざるを得ない。』という谷口さんの言葉が印象的でした。次回も著書から紹介します。 |