■脳過労について

スマホ、パソコン、タブレットと私たちの生活習慣に欠かせないものになったIT機器類。それらによる視力の低下や物忘れ等など。マイナス部分も多いことが分かっていますが、手放すのは難しいですね。
脳への負担を軽減するために私たちができることはどんなことでしょうか。
まず、私たちの脳の情報処理(記憶のプロセス)は3つの過程で成り立っています。
①情報の入力②整理・整頓(保持)③取出し。
この3つの機能がうまく働くことで、街中で偶然出会った人も「あ!〇〇さんだ」とすぐに思い出せるのです。しかし、現在は①のインプットされる情報が多過ぎて②の整理・整頓が追いつかず、肝心な時に情報をうまく取り出せない人が増加しているようです。大事な会議をすっぽかしたとか、ここ数年物忘れがひどくなったと言う人はいませんか。
一番よくないのは、目的もなくダラダラと何時間もネットサーフィンをしたり、動画やSNSを見続けていたりと、際限なく不必要な情報をインプットすることです。
スマホ依存による脳過労を放置しておくと、「思考力・判断力」「集中力」「意欲」「コミニュケーション力」「感情コントロール力」に悪影響が現れ、更にうつ病を発症するリスクも高くなることがわかっています。また、不調は脳だけでなく脳過労の状態が続くと痛みに対する脳の抑制的な働きが弱まるため頭痛、腰痛など全身に及ぶ原因不明の痛みが生まれるのです。












では、実際に脳過労を治すには?
①スマホをできる限り使わないようにする。
スマホの使用目的と時間をメモする(視覚化)
1日の終わりにそれが必要なことだったのか、不必要なことだったのか、どちらでもないのか色分けする。
②脳本来が持っている回復機能を働かせる。
1日5分、ぼんやりする時間をつくる。
(外出時空をぼーっと見る、車窓から外を眺めるなど)
一定のリズムで体を動かす のもオススメだそうです。散歩、皿洗い、座禅、キャベツの千切りなど(1回15分~20分/週2,3回)

少しでも脳過労を軽減して、バランスよくIT機器と付き合っていきたいですね。
(しんきん経営情報:脳過労の治し方より抜粋)