宮崎県北東部に位置し海上交通の要衝を担ってきた細島港がある日向市。
全国でもここでしか作られていないのが「日向はまぐり碁石」です。
以前は桑名の貝で大阪で作られていましたがが越中富山の薬売りを通じて日向のはまぐりが知られる様になり生産も日向で行うようになったそうです。
碁石に使われるはまぐりは、大波により浜に打ち上げられ、何十年、何百年もの時を経て半化石した貝殻を使います。日向のはまぐりは、
厚さが碁石に適しているそうです。碁石の価値は厚みで大きく変わるので0,3ミリの違いでも数十万円の差がつくとか。
1枚の貝殻からくり抜ける碁石は1個のみ。白石だけでも180個揃えなければならないので希少です。
近年日向のはまぐりは、ほぼ枯渇して「まぼろしの碁石」と呼ばれているそうです。現在は商社などを通じてはまぐり貝の原料をさがしメキシコ産のはまぐりを使用しているそうです。
秋に開催される「日向はまぐり碁石まつり」は全国各地から囲碁愛好家が日向につどい日向はまぐり碁石と宮崎で作られた最高級の碁盤で試合が出来るという豪華で憧れの大会だそうです。
きっと日向はまぐり碁石はうち心地がいいのでしょう。近くで触って見てみたいものです。
ダスキン喜びのタネまき新聞より
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