■こっぱ人形
戦国武将・「真田氏」発祥の地としても知られる長野県上田市で小さな木彫りの「こっぱ人形」がうけつがれている。
こっぱとは「木っ片」のこと。3㌢ほどのこっぱ人形もあります。
1本の角材からすべてを彫りだします。正面と側面に下書きしてノコギリで大まかな輪郭を刻んだ後に彫刻刀で細かく彫り進めていく(一刀彫り?)。
これは「農民美術」と言うのだそうです。
「農民美術」とは大正~昭和初期にかけて活躍した上田市ゆかりの芸術家・
山本 鼎が農閑期の副業として提唱した美術工芸で自分の目で見ていいなと感じたものを形にする。自由な発想で作っていくのだそうです。
長野県農民美術連合会の会長の徳武忠造さんは言われています。
農民美術がうまれて100年以上経った今、農民美術作品の数々が展示されている上田市立美術館には県内外から多くの人が訪れ、その魅力が改めて注目されています。(ダスキン:喜びのタネまき新聞より)