■おしり筋を鍛えよう |
おしり筋はいくつの筋肉で構成されてるでしょうか。主に大臀筋、中臀筋、小臀筋の3つの筋肉から構成されています。そして、おしりの筋肉は抗重力筋といって重力に負けないように背中、腹部、太もも、おしり、ふくらはぎなど、体の前面と後側に張り巡らされ、お互い緊張と弛緩を繰り返しながら立位姿勢を保っている筋肉群なのです。なので、立ったり座ったり、歩いたり、正しい姿勢で座ること等が運動になるのですが、年齢とともに、そのような動作も減る→衰えにつながる、ということになります。 |
それぞれの筋肉の特長 ●大臀筋はお尻の中で最も大きな筋肉。骨盤の後ろから太もも横までのびている。 歩く、走る、立つ、椅子から立ち上がる、といった動作に大きく関わっている。 ●中臀筋はお尻の横あたり(腰に手を置いたところから5〜10センチほど下)にあり、大部分を大臀筋に覆われている三角形の筋肉。歩く、走るの他に片足でバランスを取る際に体を支えるサイドステップなどの動作に関わっている。 ●小臀筋は股関節の外側(おしりの外側)にあり中臀筋の奥についていて、一番深層にある。 中臀筋と同じような働きですが、股関節を開く動作や歩く時に骨盤を支える役割をしている。 |
おしり筋を鍛えるとよい4つのよいこと! ①基礎代謝の向上、太りにくい身体 おしりの大臀筋は体の中で特に大きな筋肉の1つです。そのため、鍛えることで筋肉量が増えると基礎代謝量がup、エネルギーの消費量も大きくなります。 ②ヒップアップで脚長効果 おしり全体のラインが上がるので、後ろから見たときに脚が長く見える効果が期待できます。 ③日常生活動作能力の向上 歩く、走る、立つ、座るなど脚や骨盤、股関節の動きに大きく関わっているので、衰えると補助が必要になりますね。おしり筋は骨盤や下肢を支える要となるので、筋力をつけることで日常生活動作の効率が上がります。 ④疲れにくくなる 抗重力筋の中でもおしり筋は特に大きな筋肉の1つ。おしり筋を使って立つ、歩く、階段を上るなどの動作が行えると、おしり以外の太ももやふくらはぎの抗重力筋への負担が軽くなり疲労を感じにくくなります。(成人病予防対策研究会ほすぴ195号より) |
おしり筋を鍛える簡単な運動 1,仰向けになり、膝を90度に曲げ両手は床に置く 2,お腹に力を入れながらおしりをあげる(腰が反らないように) 3,頭とおしりのラインが一直線になったら30秒キープ 4,おしりをゆっくり下げる 5,30秒✕3セットを目標に |
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1,椅子やテーブルなど安定したものにつかまりまっすぐに立ち片脚のつま先を前方に 2,踵から真横にゆっくりと振り上げ、ゆっくり下ろす(高くあげすぎず、ゆっくり正確に) 3,左右20回を目標に |