■腎活
「〜活」という言葉が使われ始めて久しいですね。
腎活とは腎臓の機能を維持し活力を高めていくことだそうです。
腎臓といえば「尿を作り出す」が一番に上がると思いますが他にも重要な働きがあります。
腎臓の働きからみていきましょう。

①尿を作り出す
全身をめぐる大量の血液をろ過し尿として老廃物を排出すること。
②水分とミネラルの調整
約60%が水分で構成されていて、この水分の20%以上が減ると死に
至るといわれている。この水分量を調整している。
③pHの調整
全身の細胞が機能を発揮するために体液をpH7.4±0.05というとても狭い
範囲内に保っている。
④血圧の調整
血管を収縮させて血圧をあげるホルモン「レニン」を産生する機能が備わっている。
⑤赤血球の産生を促す
骨髄に作用して赤血球の生成を促す「エリスロポエチン」というホルモンを分泌する働きがある。
(赤血球は全身の細胞に酸素を運搬する。血液中の酸素状態を感知することでエリスロポエチンを
分泌し、必要な赤血球の量を保っている)
⑥ビタミンDの活性化
体内のビタミンDを「活性型ビタミンD」にへんかさせる働きがある。
(骨の強化や血液中のカルシウム濃度の調整にかかわる)
では具体的に腎活とは
減塩することです。減塩のポイント!
・顆粒だしは塩分量が多いため昆布や、鰹節、干し椎茸などのダシを使う。
・にんにく、生姜、パセリ、しそなど香味野菜を使う。
・わさび、からし、胡麻、ピーナッツなどの風味を活かす。
・酢、レモン、ゆず、すだちなどの酸味を活かす。
・カレー粉、唐辛子、胡椒などの香辛料を活かす。
・ごま油やオリーブオイルで、コクを加える。
・汁物は具沢山にし、汁の量を減らす。
・肉や魚の脂分を活かして調味料を減らす。
・刺身に事前にごま油やオリーブオイルをかけておく事で臭みを軽減し
醤油の使用量を減らす。
・付属の調味料などは全部使う習慣をやめる。
・食品成分表示は、エネルギー量だけでなく塩分量も確認する習慣をつける。
私たちの身体は本当によくできていますよね。
食事に気をつけることは身体を労わることの一つになりますね。