■讃岐かがり手まり

熊本にも肥後手まりがありますが、「うどん県」と呼ばれている香川県
高松市にも「讃岐かがり手まり」というものががあります。
 讃岐かがり手まりの特徴は1️⃣木綿糸を使うこと 2️⃣草木で染める事 
3️⃣芯に,もみ殻を使うこと 4️⃣手でかがることだそうです
芯(土台)は地元の農家さんから提供してもらったもみ殻を丁寧に煮沸・乾燥処理して薄紙で包み、紙が見えなくなるまで細い木綿糸でぐるぐると巻き上げる。
 土台ができたら模様をかがります。手まりを地球に例えて北極・南極・赤道を起点に分割して地割線をかがり、それを目安に幾何学模様を作っていきます。
 針を土台に刺すたびにもみ殻がサクッとなり、心地よくついつい夢中になってしまうそうです。
 保存会の教室には、鮮やかな色から深みのある色まで、色とりどりの木綿糸が並び、タマネギの皮や茜の根などから染められています。
ひとりひとりの個性がでる手まり。機会があったら体験してみたいですねどんな手まりができるか楽しみです。
    
 * 因みに肥後手まりは芯にヘチマを丸めて使うそうです。

                    ダスキン喜びのタネまき新聞より