巻き肩、猫背を解消したいといろんな運動をしている私に本当に～？と思うようなタイトルの本が届きました。「魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本」。
にわかに信じがたく、サーっと読んでそのままにしていて、やっと２、３回やってみた程度です。このフレーズをとなえると身体がゆるむようですね。
日本人は相手へ気遣いができる素晴らしい国民です。でもそれがちょっと行き過ぎかなっと思ったりする場面もあります。知らず知らずのうちに、あちらこちらに力が入ってしまっている人もいるでしょう。なので、先ずはとなえるだけでいいのかな！？
日本語は言霊と言いますし、体に響かせてみましょう。

では、早速①～⑩まで！
①頭の中で小舟が静かにゆれています。
②背骨が鎖のようにゆれています。
③目玉はいつも水の中で漂っています。
④歯茎に血液が通い、舌はおもちのようにふっくらしています。
⑤春、アルプスの雪が解けるように両肩がゆっくり離れていきます。
⑥胸と背中が広がり呼吸がさざ波のように行ったり来たりします。
⑦体の中を落ちる滝を恋が下から上へエネルギッシュに昇っていきます。
⑧骨盤はワイングラスの底。いつも静かにゆれています。
⑨足に沿って砂時計の砂がまっすぐ落ちていきます。
⑩吐く息で体がゆるみ、吸う息で背骨が立ち上がっていきます。
（そのまま数回、呼吸しましょう。）

さぁ、いかがでしたか？
著者の大橋さんの経歴が興味深かったので、そちらもご紹介します。
理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定講師。
ドイツでチェロの修行中にこのアレクサンダー・テクニークに出会い、帰国後理学療法士アレクサンダー国際認定講師の資格を取得。救急病院勤務を経て、整形外科にて「特命理学療法士」として数々の難しいケースを解決。2020年に独立し、リハビリと太極拳を中心としたスタジオを開設。姿勢改善の研究成果を積極的に学会で発表しており、医療だけに頼らない健康とケアのあり方を提案している。