■二十四節気/春

明日はひな祭り、桃の節供ですね。
明治時代の改暦、(太陰太陽暦から太陽暦へ)により季節がずれてしまいました。
ちょうど、今は旧暦でいうと二十四節気の春です。二十四節気とは、太陽が天球の黄道を一周する太陽年を、春夏秋冬で四分割し、さらにそれぞれを六分割して計二十四分割した暦のことをいいます。立春を一年の始まりとします。古来中国で農作業の目安になるよう、季節の移り変わりを、わかりやすくするために作られたとされ、日本には飛鳥時代のころに伝わりました。

二十四節気の春にどんな言葉があるでしょうか。
★立春(リッシュン:2/4〜18日ごろ)
春の始まり。旧暦では一年の始まりでもあった。
★雨水(ウスイ:2/19〜3/4日ごろ)
降り積もっていた氷雪が溶けて雪に代わって雨が降る。
★啓蟄(ケイチツ:3/5〜19日ごろ)
冬籠もりをしていた虫たちが穴を啓いて(ひらいて)地表に出てくる。
★春分(シュンブン:3/20〜4/3日ごろ)
昼と夜の長さがほぼ等しくなる。春の彼岸の中日。家々で先祖の御霊をまつる。
★晴明(セイメイ:4/4〜18日ごろ)
清浄で活気のあるようす。「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」を略したもの。
★穀雨(コクウ:4/19〜5/4日ごろ)
春雨が多く田畑を潤すため、種まきに適した時期。
それぞれの意味が分かると、季節を深く感じることができます。また、先祖が大切にしてきた旧暦に触れてみるのもいいですね。(神社本庁:氏子のしおりより)