■ウ-ジ染め
日本の染め物の代表的なものとして、ろうけつ染め・草木染め・友禅染・更紗染め・琉球紅型染めなどありますが、今回は沖縄那覇市に隣接する豊見城市(とみぐすくし)で平成元年に村おこし事業として考案された「ウ-ジ染め」について。
ウ-ジとは沖縄の方言で「サトウキビ」のことです。
その名の通りサトウキビの穂や葉を煮出して染料を作り、それで染めるものだそうです。
葉を刈り取る季節によって色合いが変わり、若草色や萌黄色、黄色など写真のようにとても綺麗で優しい色合いです。
年に一度冬の時期にだけ収穫できる穂先で染色したものは、きれいな薄紅色です。
SDGsにも役立っているようで、下葉は幹を育てるために、刈り取る必要があるので農家の方にも喜んでもらえるそうです。煮だした後の葉は肥料として土に返しているそうです。
衣と食に利用されるサトウキビ無駄なところがない優れものです。
サトウキビでできた「ウ-ジ染め」これから広まっていくといいですね!                         


ダスキン喜びのタネまき新聞より