■宮城伝統こけし
700以上の源泉があり温泉街が広がる宮城県です。
そんな温泉地のお土産品として長年愛されているのが「宮城伝統こけし」
元々は、木製品を作る木地師が端材で子どもの為に作ったのが始まりと
言われています。
服を着せたり、おんぶをしたりするお人形遊びの玩具だったそうです。
それをお土産品として売り出したところ人気が出て広まっていった。
こけしの表情は産地により系統が分かれていて、蔵王町の
「遠刈田系」(とおがった)大崎市の「鳴子系」白石市の「弥次郎系」
3系統、「作並系」「肘折系」を合わせて5系統と呼ばれています。
形や顔の表情・胴の柄など系統ごとに個性があります。
我が家に2体あるこけしは1体は三日月形の目・割れ鼻・胴の柄には重ね菊で
まさに遠刈田系でした。
後1体は鳴子のお土産ですので鳴子系でしょう。
49年前に私たちのそれぞれの友達からのお土産で、ただ「可愛いな」と思っていたのですが、いろんなことが分かり嬉しくなりました。
昭和以降こけしブ-ムは度々起こっていて最近では「こけ女」と呼ばれる女性が増えて第3次ブ-ムが到来しているそうです。
                          (喜びのタネマキ新聞より)