■星野富弘さんの詩集より |
星野富弘さんの詩集から3つご紹介します。 20代、30代の方は星野富弘さんをご存じだろうか。 と、素朴な質問が浮かびます。 星野富弘さんは中学校の先生をされていた1970年、クラブ活動の指導中頸椎を損傷し、手足の自由を失いました。 それから、入院中に口に筆を加えて、文や絵を画きはじめられ沢山の作品を出しておられます。芦北には星野富弘美術館もあります。 |
飛びたいのに 大きな手に おさえられてしまうんだって 誰の手だい 自分の手じゃ ないのかい |
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おぼえておきたいことは 忘れてしまい 忘れてしまいたいことは けして忘れられず にくらしいけれど わたしのこころ |
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憎らしいあの人も 見飽きた風景も もしも今日で 終わりだとしたら たまらなく愛おしい だけど今日で終わりなんて 想うだけでも 淋しい 憎らしい人がいていい 退屈な毎日でもいい 明日が来てほしい |