■慣れを見直す

コロナ禍一色の2020年。
巣ごもり生活を余儀なくされ、いろんな変化にせまられた1年だったのでは
ないでしょうか。マスク着用にも慣れてきました。
そんな慣れについてのコラムを見つけましたのでご紹介します。

人は「慣れる」生き物です。人には、多くの変化に対応できる能力があります。たとえば、体は歩く機会が多くなると歩くための筋肉を発達させて適応しますし、硬く噛みづらいたべものを多く食べるとアゴが発達して強い力で噛み砕けるようになります。つまり「慣れる」のです。

この能力は年齢が若ければ若いほど、短期間で発揮できるようになります。しかし、ある程度年齢を重ねると、それまで、無意識のうちに適応できたことでも意識して努力しなければ適応できなくなってきます。これとは逆に、数日間体をあまり動かさないでいると、いとも簡単に筋肉量は減ってしまいます。これは、体を動かさないことに「慣れる」からです。

たべものも同様で、食事の栄養が偏っていても、いつの間にか「慣れて」しまい、偏っていることに気がつかなくなってしまいます。その結果、体は不調や痛みなどの信号を出してそのことを知らせようとします。しかし、その信号を無視したり、薬だけで対処していると、次第にその状態にも「慣れて」きて、不調の違和感にも鈍くなってしまうのです。それが積もり積もって病気の形で現れるのが「生活習慣病」です。
神経質になりすぎる必要はありませんが「慣れる」ことで意識しなくなった体からの信号に耳を傾けることがとても大切になってきます。そうすることで、生活習慣や食事を改善するステップを踏み出すことができます。「慣れ」を見直し、自分の体とよくコミュニケーションとってみませんか?
(らくらく便りより)

来年はアクリル板が少しでもお店から減り、楽しく食事ができるように、そして内村航平選手がどうやったらオリンピックができるか、みんなで考えましょう。と言うようなことを仰っていました。今まで通りではなく、何か新しい形でオリンピック開催に皆さんの思考が変わりつつあることを願います。今までの思考の「慣れ」を見直す時期かもしれません。