■ 水五訓  

いつも座っている机に「水五訓」の言葉が挟んであります。
今まで気にもしてなかったのですが改めて読んでみて感じ入ることが
ありました。
豊臣秀吉の知恵袋といわれた黒田官兵衛の教えといわれ(太田道灌・王陽明・老子など諸説ある)学校や会社の朝礼でもこの言葉を伝えやる気を引き出し、元気にしていることも聞きました。
 水からどんな教えを説くのでしょうか?流石に知恵袋です。 


黒田官兵衛

①自ら活動して他を動かしむるは水なり
水は自らが動くことで周りのものを動かし運んでいく。人間も自らは何もしないままで
ああしろ、こうしろといっても、だれも動かない。自ら模範を示して周囲を引っ張っていく人になる。
②常に己の進路を求めてやまざるは水なり
水はどんな環境の中でもそれをとめることなく動いていく。
何かを失敗した時に周りのせいにしないで、自ら考え、努力することで道を切り開いていく人になる。
③障害にあって激しくその勢力を百倍しうるは水なり
困難に直面しても自分の可能性を諦めない。苦しい時もじっと耐えて努力を続けていけば
大きな力となる。
④自ら潔ようして他の汚濁を洗い清濁あわせいるる量あるは水なり
世の中には色々な価値観を持つ人がいる。自分と価値観の合わない人を排除するのではなく、
共に生活し受け入れるような大きな心を持つ。 
⑤洋々として大海を満たし発しては霧となり雨風と変じあられと化す
凍っては玲瓏たる鏡となりしかもその性を失わざるは水なり

水は温度の変化、器の形によって次々と自らの形を変えます、しかしその本質は一切変化しない。
我々人間も変化に対して柔軟に、与えられた環境の中で最大の努力をしよう。

                          あんな話、こんな話今週の朝礼より一部抜粋