街路樹

東京・銀座の大通りで50年ぶりに新しい街路樹が植えられているそうです。
新しい街路樹はカツラの木。育てやすく病気にも強い、そしてハート型の
かわいい葉っぱ。秋には黄色く染まるようです。
昔、銀座には背の高いヤナギの木が植えられていたが、ビルが建ち並ぶようになると根を張ったり水を吸ったりしにくくなり、枯れる木が続出。1968年にヤナギの木は全て引き抜かれ車の視界をさえぎらない、背の低い木に植えかえられる。でも、背の低い木だと、夏の暑い日に休む木陰がない、また高い木に植え替えようとなり、今回カツラの木に決まったようです。


街路樹の歴史は古く1300年前の奈良時代に果物の木が植えられた記録が残っていて、その後も道の目印として整備されたり、大正時代の関東大震災では防災の役割としても注目されたとのこと。生きて水分をたっぷり含む木は、火が燃え広がるのを食い止めたのだそうです。

そして、街路樹として植えられる木の種類にも変化があり、近年は花がキレイで木は小さめのハナミズキが人気急上昇中だそうです。
ちなみに、
1954年の街路樹1位はプラタナス2位イチョウ3位サクラ。
1982年の1位はイチョウ2位プラタナス3位トウカエデ。
2012年の1位はイチョウ2位サクラ3位ケヤキ。
街路樹で通りの新旧が分かりそうですね、注意して見てみたいと思います。

                                       (読売こども新聞より)