■ほんとうの心の力

 1968年の12月92歳で亡くなった哲人、中村天風の「ほんとうの心の力」の
運命をひらく言葉の中に今日という日があります。
その一文を書いてみます。

ふたたびは 来らんものを 今日の日は
     ただ  ほがらかに  活きてぞ  たのし

 悲しくば  あす悲しまめ  今日の日は
  光うるおしく  吾れを  照らすを   

 明日という日は、永久に来ないから、こういったのだ。
諸君は、今夜、寝て、起きれば、明日が来る、と思っているだろう。寝て、覚めて、明日になってごらん。
今日に成るから、、、、。
だから、明日という日は、日向の影法師と同じで、いくら追いかけても掴まらない。
だから、悲しくば明日悲しめばいい、、、。
明日悲しもうと思って、あくるひ、目が覚めると今日 に なるから、また明日になる、、、。

 成程!今日のことは今日解決しないとね。                             

       PHP研究所:ほんとうの心の力より抜粋