■絵本
 子どもが寝る前に毎晩本を読むのが日課となっています。
小学生となり疲れているのか、幼稚園のころのように、もう一回々、とせがまれることは減りましたが、毎晩必ず何か読んでとお願いされます。
何日も同じ本を読むこともあります。
その中で子どもも、もちろん好きですが親の私が気に入っている本を今日は紹介したいと思います。どれも、小学生低学年まで向きです。


いのちのまつり「ヌチヌグスージ」

サンマーク出版 作:草場一壽  絵:平安座資尚

命のことを伝えるのは難しいですよね。この本が手助けしてくれました。
初めて沖縄に遊びにきた男の子”こうちゃん”が、島独特のお墓参りの様子を目にして”オバア”と会話するところから始まります。「ぼうやに命をくれた人は誰ね〜?」という、オバアの質問に、こうちゃんは考えます。そして、数えきれないほどのご先祖さまがいることを知るのです。オバアが「オバアにわかるのは、数えきれないご先祖さまが誰ひとり欠けても、ぼうやは生まれてこなかった、ということさぁ〜。だからぼうやのいのちは、ご先祖さまのいのちでもあるわけさぁ〜ね」というところが、心にひびきます。


おばけのコックさん
福音館書店  西平あかね さく

夜中に開店する、おばけのレストラン「おばけてい」の”ある日”のお話です。この本に出てくる、いろんなネーミングが大好きです。とても思いつきません。買い出しに行く市場に並んでいるのは、おたんこぶなす、きゃらめるきゃべつ、カミナリスイカ、ひっくりたこ、えだあめ等など。人気デザートメニューにも、うそつきバナナパフェ、あくびドーナツ、おしりこ、しゃっくりプリン・・・。しおかぜサンドイッチ、こけチーズピザ何て名前のメニューも出てきます。どんなのかすごーく気になりませんか?


ちびくろ・さんぼ
株式会社 瑞雲舎 文:ヘレン・バンナーマン/絵:フランク・ドビアス

みなさんよくご存知の”ちびくろ・さんぼ”。
トラがバターになっちゃうのが何とも不思議でした。自分が小さい時に読んでいた本をまた子どもに伝えられるというのは、とても嬉しいことですね。昔は1冊だけだったと思いますが3冊セットになっているのを本屋さんで見かけて、続きがあるの??とビックリ。次がどんな話になっているのか一番気になる絵本です。