■おばあちゃんの知恵袋
 
  人には、もともと免疫機能と自然治癒力がありますが、
 薬を飲むと症状を抑えてしまうので、かえって自然治癒力を弱めてしまうことになります。
 太陽と大地の恵みを受け、四季折々に育つ野菜や果実には、
 その季節の体に必要な栄養素が一杯詰まっています。
 おばあちゃんの薬に頼らない治療法をご紹介します。


  <風邪のひきはじめ>
  ●梅昆布茶
  湯のみに梅干しと塩昆布を入れ、熱湯で入れた番茶を注ぎます。
  梅干しをほぐして溶かし、柔らかくなった昆布を食べながら飲みます。

  <熱が出たら>
  ●リンゴとろとろ煮
  リンゴは良く洗い、芯を除いて塩水につけます。
  鍋に本葛粉(大さじ1)を水(大さじ2)で溶いた中に、
  皮ごとすりおろしたリンゴを入れ、中火にかけ手早くかき混ぜます。
  仕上げにレモン汁、蜂蜜(各大さじ2弱)を加え、
  とろっと透明感が出たら出来上がりです。
  
  <のどの痛みや咳止めに>
  ●咳止めに大根あめ
  大根を厚さ5mmの輪切りにしたものを5,6枚用意し、蓋付きの容器に入れ、
  その上に水あめ(または蜂蜜)を大根が隠れるくらい入れて一晩おきます。
  大根がしぼんで透明な水が出てきますから、それを飲みます。
  ●長ねぎの温湿布
   長ねぎを10〜20cm位、当てる喉の長さに切り、網で焼きます。
  熱いうちにガーゼでくるみ、さらにハンカチでくるんで首の周囲に巻きつけます。
  一晩巻きつけたままにしておきます。

NPO法人 ネットワーク『地球村』 
                                         「地球村通信」2004年1月号より抜粋