■お土産

 外国に住んでる人にお土産をあげるとき「何が喜んでもらえるだろうか?」
 「何が珍しいだろうか?」といつも迷ってしまいます。
 そんななか日経MJ(2014年2月10日付)・観光庁の資料に参考にするよう
 なものが載ってると聞いたのでそれを掲載します。











 これまで、「日本土産」の定番といえば、着物(和服)や扇子、手ぬぐいなどの伝統工芸品に炊飯器、清浄機などの家電製品、化粧品、カメラ、時計といったところが代表的でしたが、最近、外国人観光客の「日本土産」事情に変化が見られるようになり、まだガイドブックに載っていないような“隠れヒットアイテム”が続々と登場してきています。

 断トツに人気なのが、「お菓子」類。中でも、チョコレートやクッキー、チョコ菓子に人気が集まっています。特にアジア諸国の観光客に絶大な人気で、空港の売店で長蛇の列を作り、5箱、10箱と菓子箱を抱えている光景も珍しくありません。旅行に行った証しとして土産を配る習慣があるからでしょうか。逆に、欧米からの観光客が、菓子箱を手にしている姿をあまり見かけないのは、国民性の違い?
同じくアジア系の観光客に人気なのは、「医薬品・サプリメント」。胃薬、目薬、使い捨てカイロ、熱さまシート、など。関連商品として、アブラ取り紙やルーペ付爪切り、耳かきなども好評です。

 また、包丁などの「刃物類」や高機能「文房具」なども支持を集めています。3色、4色の多色ボールペンをはじめ、書いた文字を消せるペンなど、幅広い世代に人気です。
 他には、「箸」「食品用ラップ」「寿司グッズ」(キーホルダー、Tシャツ、USBメモリーなど)「風鈴」など。若い世代には「キャラクターグッズ」も好評です。特に「ハローキティグッズ」。世界的に流行していますが、海外で売られているものには偽物が多いため、外国人観光客にとって、本場日本で手に入れる“本物のキティちゃん”に価値があるようです。

 こうしてみると、日本を訪れる外国人たちが気に入って購入する「日本土産」は、実は私たちが普段、何気なく、当たり前のように使ったり食べたりしている“日用品”に他ならないということです。その品質の高さや、かゆいところに手の届くようなキメ細かな“つくり”が、彼らには“日本らしさ”として魅力的に映るようです。
 10月には、これまで特定の品目が対象だった外国人旅行者の消費税免税が、すべての品目に拡大されます。日本人の私たちが気づかないような思わぬ商品が、「日本土産」にランクアップされるのは、楽しみでもあります。