■NPOスケーティスタン

 海外のボランティア活動に興味があるので、この記事にすぐ目がとまりました。
「BIG ISSUE227号」スケボーでアフガニスタンの再興に取組む
オーストラリア人の青年。彼はオリバー・ヴァーコビッチと言い2007年アフガニスタンを
訪れた際、海外から多くの支援が入ってきているのに若者や子供たち対する支援が
整っていないことに驚き、スケボーを使って支援する決意をします。

アフガニスタンは人口の半数が16歳以下で、26歳以下が70%という今の日本とは
全く逆の若者でいっぱいの国なのです。しかし、15歳-24歳の若者の識字率は
男子で49%、女子で18%だそうです。

「スケーティスタン」の主な活動は、1時間スケートボードをし、1時間勉強する
といった、とてもシンプルな教育プログラムです。勉強は、絵画、動物園見学
パペットショーなど楽しく学べる工夫がされていて、これまで103人の生徒が
公立小学校の第3学年第4学年へ編入できたという。

 彼のはなし。「スケーティスタン」には、貧しい子供だけでなく政府高官の子女や
中流階級の子供たちもやってくる。彼らがストリートチルドレンと交わるのはすごく
重要だ。おそらく、将来、この国のリーダーになる子たちだから。
「スケーティスタン」では、みんなが平等。どんな経歴で、どんな家庭の出身かは
全然問題じゃないんだ。
 
 今では、2009年にアフガニスタンのオリンピック委員会の支援によって建設された
屋内スケートボード場で安全な環境のもと活動が継続しています。また、アフガニスタンだけでなく
カンボジアやパキスタンでもスケートボード場の建設や支援活動をおこなっているとのこと。

http://skateistan.org/
                        (BIG ISSUE /クーリエ・ジャポン編集部ブログ/スケーティスタンHPより)