■ホ・オポノポノ
  昨年、買ったままになっていたこの本を、やっと読みました。もっと早く読んでいれば・・・
 と、少々後悔してしまいました。読んだ方も沢山いるかと思いますが、ご紹介したいと思い
 ます。

  心理学者のイハレアカラ・ヒューレン博士が、ハワイの州立病院に勤務したことから
 始まります。博士が勤務されていたのは「触法精神障害者収容病棟」。精神的な病気を
 理由に殺人のような重い罪を犯しても責任を取る能力がないと判断された人々が収容
 されていたところです。博士が勤務して4年後、その病棟のすべての患者が退院し、病棟
 が閉鎖されたのです。私は夢中になって読みました。博士はカウンセリングも診察も
 せず、カルテを見ながら、ただ、「ごめんなさい(I’m sorry)」と「愛しています(I love you)」
 を何度も何度もいい続けたそうです。それだけだそうです。
  本から抜粋しますと―、
  この全人類全てのものに共通している「記憶」は、私たちの「潜在意識」に貯蔵されている。「潜在」して
 いる意識なので、普段私たちがそれを認識することはできない。
  しかし、その「潜在意識」の中の「記憶」は、ものすごい影響力とスピードで、毎瞬毎瞬、私たちが認識
 している意識「顕在意識」をコントロールしているのだという。
  博士によると、「顕在意識」が1秒間に15-20ビットの情報量を送ってくるのに対して、「潜在意識」は
 1100万ビット。太刀打ちしようのない情報量なので、「顕在意識」はかなわない。私たちの現実の世界は、
 ほとんどがこの「潜在意識」の「記憶」をフィルムとして再現した映像なのだ。
 この潜在意識、「記憶」は私たち人類、生きとし生けるもの、鉱物や人工物までが共有して持っている。
 私たちは、同じ「記憶」のフィルムによって、共通の“世界”を創造しているわけだ。
  そういう意味で私と、私以外のすべては、まさに「ひとつ」。ものすごくはっきりと、運命共同体だという
 ことになる。
 ホ・オポノポノはその私たちの共通の「記憶」をクリーニング(消す・元を断つ)する。のです。
  やり方は例えば小さなことですが、嫌なことがあった時や、悩んでいること等に対して「ごめんなさい。
 許してください。愛しています。ありがとう。」の4つの言葉を唱えるだけです。
 博士は「ごめんなさい。」と「愛しています。」が究極の言葉でこの2つを唱えるだけでいいとおっしゃって
 います。
  私は早速、日ごろから悩んでいる子育てをクリーニングしてみました。
 自分の潜在意識の中のどの記憶が原因なのかと自分に問い(この場合、問うだけで、原因や答えを
 求めなくて良い。)4つの言葉を何度も唱えました。すると、やってまだ数日ですが、あんなに子供に対して
 イライラしていたのが、まる1日子供を怒らない日が続いていて、気持ちも穏やかになりました。
 言霊という言葉がありますが、言葉の力ってすごいと実感しているところです。
 ぜひ、一度読んでみて下さい。