■饅頭祭り
 奈良が饅頭の発祥地だと知っていましたか?
 饅頭は室町時代、中国から渡来した林浄因(リンジョウイン)が初めて餡入り餅を作った
 ことに始まり、これが和菓子の元祖と言われています。
 創業660余年、35代目を数える「志ほせ饅頭」の「塩瀬総本家」(東京都中央区)は
 林浄因の子孫のお饅頭屋さん。
 毎年、林浄因の命日である4月19日、奈良市の漢國神社(カンゴウジンジャ)境内の林神社
 (リンジンジャ)で全国の菓子業者が集まり、「饅頭祭り」というのが開催されます。
 塩瀬総本家をはじめ、北海道の「六花亭」など、100ほどの菓子店からの奉献菓子が雛壇に
 並ぶそうです。祝詞奏上、玉串奉納、繁栄祈願等が行われ、参列者には饅頭とお茶が
 振舞われます。最後に一般にもお饅頭が頂けます。

 
 

  
 また、福島県郡山市にも菓祖神萬寿神社があり、「薄皮饅頭」で有名な「柏屋」が、
 林浄因、果実と菓子の神・田道間守(タジマモリ)、柏屋初代・本名善兵衛の三人が
 祀られています。
 4月の第3日曜に巨大の饅頭を供えて「まんじゅう祭り」が行われています。
 雛壇に並ぶ全国のお菓子、巨大な饅頭、一度見てみたいですね。

                                       (ジパング倶楽部より抜粋)
         林神社のお祭り⇒http://www.kasugano.com/kankou/spring/manjyumatsuri.html
         萬寿神社⇒http://www.usukawa.co.jp/jinjya/index.html