志の輔独演会
 10/23(水)熊本県立劇場で催された立川志の輔独演会に行ってきました。
NHK「ためしてガッテン」の時とは違ってやはり噺家さんでした。ガッテン話もさわりで盛り込まれていましたが・・・・(笑)
 これまで何度か寄席に行っていますが、会場のお客さんが一斉に笑うところで意味が分からなくて笑えなかったり、オチが理解できなかったりと悔しい思い?をしていたので今回は気合を入れて真剣に聞きました。
 
 演目は志の輔ファンには定番の「親の顔」、「井戸の茶碗」でした。どちらも初めて聞く私にはとても面白くて自然に笑えました。
 「井戸の茶碗」は貧乏な浪人から仏像を買い取った正直者のくず屋が、武家にその仏像を売ったところ、仏像の中から小判が出てきます。武家は小判を返すと言い、浪人は受け取らないと言い、くず屋は双方を行ったり来たりさせられます。正直者のくず屋の困った様子がたまらなく面白い噺です。
 噺家は扇子や手ぬぐいを何かにみたて、巧みな話術で何人もの人を登場させ、客は頭の中で想像しながらストーリーに入り込みます。座布団一枚の小さなスペースの上で、なにもないところから情景を浮べていけるところがすごいなと思います。
 落語はラジオ放送でもありますが、やはり生で観て聞くのとは全然違います。客の反応を見ながら進行していく“間”みたいなものはライブでないと感じられません。
 
 10/31〜11/2の3日間、『2008博多・天神落語まつり』が開催されます。
笑点メンバーや、三枝、鶴瓶、文珍といった超豪華な噺家が多数出演します。
 寄席の演目などで使う「寄席文字」の実演会もあるので興味のある方は
ぜひどうぞ!!