■山について

 昨今の登山ブームです。富士登山は8月31日で夏山シーズンが終わりました。
今年、山梨県側からの登山者は過去最多の24万7066人!さすが日本一の山です。
 
 富士山は深田久弥が選定した「日本百名山」の一つです。
彼の残した言葉に山好きなら知らない人はいない素敵な言葉があります。
「百の頂に 百の喜びあり」
読んで字のごとくです。
 深田久弥は昭和46年3月、茅ヶ岳登頂を目前にして突然の脳溢血で死去しました。
「百の頂に 百の喜びあり」は、彼の終焉の地である茅ヶ岳の記念公園に碑文として残されています。これは、ゲーテの「すべての頂に憩あり」からの引用で知られていて、とても深い意味を持つ言葉だと思います。

 「日本百名山」は日本全国の山々から百座を選んで半世紀にわたる自らの登山歴を綴ったものです。
 百名山の選定基準として、「山の品格」、「山の歴史」、「個性のある山」を挙げています。人に人格があるように、山には山格がある。彼の主観で選んだ百名山には様々な意見もありますが、登山愛好者にとってはバイブル的な存在です。
 個人的には、コーヒーでも飲みながら、登った後にその山のページを読むのがオススメです。再びその山に感動でき、彼の山の捉え方の凄さに感動します。

 これから紅葉を迎えると、山のベストシーズンです。山が呼んでいます!名山ではなくても近所の小さな山々でも何か感じることがあるかも知れません。
 百名山と名の付くものには、「花の百名山」「日本百低山」「一等三角点百名山」「山梨百名山」「九州百名山」等もあります。ご参考までに!