■おもしろい言葉の数々

  世の中では次々と新語が発生しているようです。
 大修館書店の「みんなで国語辞典」という本があります。みなさんご存知ですか?
 これは国語辞典に載せたい言葉や意味・例文を募集した“みんなでつくろう国語辞典!”のキャン
 ペーンで応募された作品を厳選し編集された本です。若者のことば、学校のことば、
 業界・専門用語等など、部門別になるほど!というものから、なんだこりゃ?というものまで???な
 「ことば」がたくさん紹介されています。書き出してみますので、いくつ分かるかチェックしてみて下さい。
  〈若者のことば編〉
 ・与謝野る : 髪がみだれていること   与謝野晶子=「みだれ髪」という共通認識があることから
 ・ホワイトキック : しらけるの意      しら=ホワイト、ける=キックでホワイトキック=しらける
 ・ジャイアニズム : 他人の物を自分の物と考え時として他人の権利を暴力、脅迫によって侵害し、
              罪悪感は全く感じずに自分の思いのままに物事を進めようとする思想や運動。の意
  〈学校のことば編〉
 ・いかのおすし : 知らない人に声をかけられた時の対処法
             いか(ない)、の(らない)、お(おごえをあげる)、す(ぐににげる)、し(らせる)。
 ・GHQ : Going Home Quickly の略。帰宅部のこと。
  〈ネット・メールのことば〉  
 ・H/K : 話しかわっての略。
 ・亀る : (主にネットで)返事が遅くなる。
  〈業界・専門用語〉 
 ・乾乳牛 : 酪農用語で「乳の出ない期間の牛」をさし、これが転じて給料日前でお金が出せない人
         (ふところが寂しい人)のこと。
 ・是非モノ : 放送業界の用語で是が非でも放送しなければならないもの。のこと。
 ・ももひき社員 : サラリーマン用語で、(ももひきが下半身を暖めてくれるように)能力が高いのに
             出世せず、平のまま働き続けて会社を支えている50歳以上の男性。
 〈日常のことば・通のことば〉 
 ・小間物屋を開く : 吐くことを、さまざまな品物を広げる小間物屋にたとえた表現
 ・千三ツ屋 : @千に三つくらいしか本当のことがない、行動も説明もいい加減な人。
           A町内の物識りな年寄りで、資格もないのに、空き家・空き部屋などを世話して、
           小遣い稼ぎする人。B暇人で人がよく、物事を頼みやすい人。 
 〈その他〉 
 ・あれがネーゼ : 知ったかぶりをしている人のこと。
 ・犬の卒倒 : 犬(=ワン)+ 卒倒(=パターン)でワンパターンの意。
 ・グリ人 : グリコのお菓子のおまけと同じように、ある人を呼べば必ずついてくるおまけ人間のこと。
  いかがでしたか、おもしろかったですか?
 応募作品とはいえ、ページをめくりながら、よく思いつくなと感心してしまいました。
 みなさんソフラン(柔軟剤の製品名:頭が柔らかい人)ですね。