■若手経営者ネットワーク

 4月に、共育塾7期生が奈須・新塾頭主導のもとにキックオフして、早いもので折り返し点に差し掛かってきた。私はメンターとして、定期塾では8講座中2講座を受け持つ以外に、毎回、経営者に役立つ「最新社会経済情勢や重要経営情報」などを提供する「プラスワン」という短時間講座を担当している。
奈須さんが覚悟を持って後継努力していること、2年半の塾頭引き継ぎ期間を設けたこともあり、スムーズに奈須・共育塾が機能し始めていることを実感している。7期生も独特の特性を有する素晴らしい仲良し集団になりつつある。
今から私ができることとして、共育ネットワークの企業間コラボ推進を行い、時代の大きな変化点での異業種交流の必要性、重要性を顕在化していきたいと思っている。 

肥後創成塾2期生

 9月からは、熊本市と熊本学園大学主催の肥後創成塾3期生がキックオフする。
肥後創成塾については、企画段階からタッチさせていただき、共育塾の思想とノウハウを一部組み込んでいる。現段階ではブラッシュアップをしているところであるが、1期生と2期生の交流も行われており、肥後創成塾ネットワークも機能し始めているところである。
定員12名の少数受講生を、二人のコーディネータが一貫サポートする仕組みであり、4ヶ月8講座の若手経営者塾である。1年がかりで場づくりを行う共育塾とは異なる特色のある若手経営者塾として、ネットワーク形成が行われていくことで、熊本学園大の企業サイドの応援団に育っていくことを期待している。今からは、学園大学の図書館活用や森都心プラザ図書館も、できれば組み込んでいければと思っている。
 
 現在他に、民間団体とのコラボによる若手経営者塾を、企画提案しているところである。もし、この企画が具体化に向かって進んでいく場合は、非常に面白い経営者塾を形成することができるのではないかと考えている。
私自身には、具体的なイメージが出来上がっているが、進化系の若手経営者塾になっていくことは間違いないと確信している。
私塾である「共育塾」、産学官連携の「肥後創成塾」、民民連携の「***塾」がそれぞれ経営者ネットワークを形成することで、それらが緩やかな連携を構築し、それぞれ「顔の見える若手経営者ネットワーク連合」は、熊本県の未来にとって、必要不可欠な集団になることを期待したい。