■九州志士の会・熊本支部設立

  九州経済産業局、熊本県、熊本市の後援
 を受けて8月22日に熊本市国際交流会館
 にて、企業、行政、支援機関金融機関など
 関係者の方々100名以上の参集をいただき
 「九州志士の会・熊本支部設立の集い」および
 「交流会」を」開催した。我々の呼びかけに
 参加していただいた方々のおかげであるが
 加えて熊本支部メンバーがイベント運営に
 積極的に協力してくれたことで、非常に活気
 ある素晴らしい会合にすることができ、心から
 感謝している。


   九州志士の会は、平成23年6月に設立された士業連携の場であり、正式名称は、「一般社団法人 九州
 地域中小企業等支援専門家連絡協議会」という長い名称である。
      http://shishi-no-kai.jp/index.php
 通称「九州志士の会」のほうが名が通っており、以後は「九州志士の会」で記載する。
 私は発起人の一人として、平成22年後半の設立準備段階から参加しているが、その年の1月に入院
 手術し、6月に退院したばかりであり、無理ができない体だったこともあり、福岡での準備会にもあまり
 参加できない状況であった。
 次世代へのバトンタッチを進める一方で、体調もだいぶ戻ってきたこともあり、「人材育成ツールとしての
 共育システムとネットワークのあり方」「創業支援のインフラ整備」に加えて、「次世代を担う企業支援
 体制づくり」を意識するようになり、今までの支援体制と異なる「士業連携をベースにした九州志士の会の
 活動」を熊本地域の企業支援活動に組み込むことにチャレンジしてみる価値を見出した次第である。
 
 異種士業の集団で最も重要なことは、「メンバー間の士業・業際を越えた相互理解を深めること」、「相互活用に新たな可能性を感じてもらうこと」、そして「集団活動のビジョンや目指す姿を共創・共有すること」があると思っており、それらを一つ一つ積み上げる活動から始めてきた。
具体的には、熊本支部化に向けて、昨年4月から意図を持った熊本メンバーの入会推進など事前準備に入り、一通りのメンバーが揃った10月には、福岡から槙本会長にも駆けつけていただき、熊本メンバー全員が集まり、熊本支部化に向けてキックオフをした。その後は、月一度の定例会・懇親会を開いてきたが、毎回、殆どのメンバーが参加してくれ、相互交流を深めながら準備を進めてきた。昨年12月からは、定例会で支部活動の「ありたい姿」の検討を始め、それと並行して支部体制を段階的に創り上げてきた。  
そして6月19日に、九州経済産業局の大串地域経済課長に福岡から駆けつけて頂き、メンバー16名が全員参加の下に、「九州志士の会・熊本支部設立」を行うことができ。現在は、参加メンバーが2名増えて18名となっている。

  今からの国の専門家派遣事業は、地域プラットフォームを構成する団体(構成機関)からの派遣をするようになるが、九州志士の会では自ら代表機関となり、福岡4信金、熊本4信金を含む10機関で、「九州活性化プラットフォーム」を組成し申請を終えたところである。そして地域プラットフォーム体制の中で、熊本支部の全員が公的連携・公的支援にも参加できるように、専門家登録を行う方向で進めていく予定である。

  「目指す姿」のコンセプトを「企業目線での経営力
 向上支援」とし、活動の方向としても、次世代に繋ぐ
 「人、企業、場づくり、社会貢献、相互研鑽」の5本
 柱を設定した。
  今からの事業計画については、各会員の実践
 経験を結集し、行政・支援機関・金融機関と連携して
 事業づくりを行っていきたい。
  具体化を進めていく中では、「人材育成研修や経
 営者塾」、「経営相談から専門家派遣」、「会員交流
 による相互研鑽」あたりから、具体活動を始めていく
 ことになるが、「創業活性化のインフラ整備」や「社会
 貢献活動」についても、少しづつ種蒔きをしていき
 具体活動に繋げていきたいと考えている。
  そして収入源に関しても、自主事業(支部単独
 事業)民民連携事業(金融機関との連携事業など)
 公民連携事業(行政・支援機関と支部の連携
 事業など)とバランスのとれた構成にしたいと
 考えている。

  九州志士の会・熊本支部は、「本部にリンクした
 認定支援機関活動」に加えて、「熊本支部の独自
 活動としての県内連携活動」を、熊本の公的ネット
 ワークや民間ネットワークと協力連携を行いながら
 新たな民間支援機関活動を創り上げていきたいと
 考えている。
  私の役割は、次世代に繋ぐための経営力向上
 支援の基盤をつくることであり、今からは各委員会の
 リーダーメンバーが、新たな活動を具体化していって
 ほしいと期待している。今までにない、新たな支援
 機関づくりをやっていくので、実質活動は種々の
 変遷をたどるかもしれないが、これで新たな活動
 道筋の第一歩はできたのではないかと考えている。

  みなさんに感謝!!