■相互研鑽の場づくり |
熊本県人気質として、昔から「わさもん」「おるが大将」という言葉と共に、「内向き」「アピール下手」 「肥後の引き倒し」などとも言われてきていますが、当たらずとも遠からずの感もあります。 一方で、地方分権の時代に向けて「道州制」の議論も現実味を増してきていますが、「熊本に州都を」 という位置付けも議論されているようです。 そんなに遠くない将来に道州制が実現しそうですが、今までの「内向き」「アピール下手」「肥後の引き倒し」 という熊本県人気質から脱皮し、他地域に向けて自ら発信することで他地域と連携を組んで、広域的な 活動が必要とされる時代に変わりつつあります。 そのような時代の変化に対応して、我々も新たな県人気質を創っていくことも大切なことではないかと 考えています。 |
一昨年に還暦を迎え、お世話になった社会へのご恩返しとして、次の世代へのバトンタッチを強く意識 するようになりました。ここ10年余の経営コンサルタントとしての経験や、その中で培ってきた人脈を 活かして、次世代の熊本県経済活性化のお役に立ちたい思いが強くあります。そのターゲットを検討する 中で、やはり「人づくり」の重要性を再認識しています。地方分権の時代を担うのは、現在の若手人材で ある「後継者、起業家、経営支援人材」になると思いますが、今必要なのは「スキルやハウツーを学ぶ場」 ではなく、「精神力や取組み姿勢を学ぶ場」「自らが考える場」が必要ではないかと考えています。 「人材育成」という言葉がありますが、私は「人は育てる」のではなく、「人は皆、無限の可能性を秘めて おり、 刺激や気付きを得ることで、自ら育つ」のであり、「自ら育つための相互研鑽の場」が必要であると 考えています。 |
「相互研鑽の場」は、「少数による精鋭づくりの場」「刺激と気付きの場」「目標づくりの場」 「"同じ釜の飯"的感覚(ネットワーク)醸成の場」「"自ら発信"を訓練する場」「"生きざま" づくりの場」でありたいと思っています。その際に重要なこととして、「少数を対象にする ことで、精鋭に育てる(育つ)」ことがあります。望ましいのは最大8人の集団と考えています。 そのような「思い」の下に、高い志を持って、熊本から九州・全国に発信できる後継者 起業家、経営支援人材等の「相互研鑚の場づくり」にチャレンジすることにしました。 |
そして先ず、経営支援人材の相互研鑽の場である『少数精鋭「地域診断士 研究会」』を平成18年3月25日にキックオフし、3つの活動(定期塾、メーリング リスト、非定期会食懇談)を連動させることで、相乗効果を発揮する仕組み (=「共育システム」)で運用しています。当研究会は既に2年目の活動に入り、継続 発展活動として、ビジネス支援図書館である熊本県立図書館に起業・経営相談会を 提案(平成19年1月)し、図書館と連携することで、中小企業診断士としては全国に 先駆け、月2回の起業・経営相談会の活動を始めています。(平成19年5月〜) その活動に関しては、中小企業診断協会報である「企業診断ニュース」を通して、 全国の中小企業診断士に発信し、他県からの反応もいろいろ出てきています。 また『少数精鋭「後継者共育塾」』の講師として、サポーターとしても活動してもらって います。 このように地域診断士研究会が、新たな活動により地域社会への貢献を推進すると 共に、その活動を全国発信していきたいと考えています。 |
↑診断士研究会 ↑図書館での相談風景 |
上記活動に続いて、後継者の相互研鑚の場である『少数精鋭「後継者共育塾」』を キックオフ(平成19年1月20日)して、現在は1期生7名が活発に活動をしています。 『少数精鋭「後継者共育塾」』のコンセプトは、「異業種の少数集団による精鋭づくり」で、 地域診断士研究会と同様に、3つの活動(定期塾、メーリングリスト、非定期会食懇談) を連動させることで、相乗効果を発揮する仕組み(=「共育システム」)で運用しています。 ※少数精鋭「後継者共育塾」 (←ここをクリック) 毎年、1グループ(8名以内)を立上げ、2年目以降は自律集団活動にシフトしていく ようにします。従って現在実践中の1期生については、来年は自律集団活動に入り、 2期生(8名以内)が新たにキックオフすることになります。毎年同様の繰返しを行うことで 先輩塾生がメンター(新規塾生のサポーター)としての役割を果たすように成長し、大きな 相互研鑽のネットワークが形成されていくことを楽しみにしています。 |
詳細については、 共育塾に興味のある方は、オフィスチェイカスまで、 メール又は電話でのコンタクトをお願いいたします。 代表である横山が直接、本人と話をする機会を持ち、 当会合の趣旨も含めて具体的にご説明を行います。 その上で参加意向のある方のみ入会いただきます。 塾生募集は「異業種・8名以内」ですので、この原則を 了解願います。 「共育システム」は、今までにない自由度の高い、 複合的なしくみで機能する「相互研鑽の場」である との自負を持っており、興味のある方からの 問い合わせを期待しています。 |
オフィスチェイカス 代表 横山 耕二 〒860-0863 熊本県熊本市坪井6丁目38-15 TEL 096-345-5843 FAX 096-345-5828 E-mail CYL04676@nifty.com URL http://homepage3.nifty.com/chieikasu/ |