■熊本県立図書館
 
 だいぶ以前から「ビジネス支援図書館が今後必要になる」というような情報を県や
財団に流すようにしていたところ、8月5日に県から、8月19日に財団から、「ビジネス支援図書館」に関する情報を教えて欲しいとの連絡が来た。どうも熊本県立図書館が
ビジネス支援図書館に関して検討を始めるために、関係者を集めての会合を開催するようになったために、私への問合せがほぼ同時に来たようである。
 私の分かる範囲での情報を提供するとともに関連書籍も紹介して、会合にオブザーバーで出たいとの希望をしたところ、財団センター長の計らいで、メンバーとして出席することとなった。
8月25日に商工行政、労働行政、教育行政の方々が10名ほど集まり、県立図書館の2階でキックオフ・ミーティングが開催された。
折角の機会であり、今まで浦安図書館・常世田元館長やビジネス支援図書館推進協議会・竹内会長との面談で得た情報を整理して持参し、提供した次第である。ビジネス支援図書館に関する知識を持っている方が少なかったこともあり、私からの情報は参加者から喜んでもらうことができたようである。
 「熊本でも、ようやくビジネス支援図書館の検討が始まった」ことを竹内会長にメール連絡したところ、
早速、協議会のメーリングリストに情報が提供され、足立区・竹の塚図書館の新井館長から連絡が入り、
「近いうちに宮崎に講演に行くので、熊本出身でもあり、熊本に寄ってもいいですよ」とのありがたい
話がきた。早速、県立図書館に連絡をとり、県教育委員会と県立図書館を訪問・打合せをする段取りを
行い、9月14日に熊本県庁で落ち合い、県教育委員会・増子課長と県立図書館・佐藤館長を訪問し、
意見交換を行った次第である。
 このような短時間での進展が図られる中で、竹内会長とのメール交換の中で、10月13日に竹内会長の来熊の話が明確となり、再度、県立図書館と連絡を取り、佐藤館長やキックオフ
会合のメンバーを集めて、竹内会長からプレゼンを受け、意見交換する提案を行った。
最終的には佐藤館長始め6、7名の館員との意見交換となったが、非常に密度の濃い意見
交換ができ、今後の進展を推進する素晴らしい会合となった。

 佐藤館長は10月17日に上京したおりに、足立区・竹の塚図書館を訪問し、新井館長とも現場を
見ながらの意見交換をすることまで進展した。
なお竹内会長のプレゼン資料には、すでに熊本県立図書館がビジネス支援を検討中との情報も盛り込まれているのには、その速さに驚いた次第である。
 私もビジネス支援図書館推進協議会に入会し、早速メーリングリストに加えていただいた。
たった2ヶ月間の間で、このような進展をするのを目の辺りにして、私が間を繋いで本当によかったことを
喜ぶと共に、新井館長、竹内会長に心より感謝している。