リージョンIM

  このたび、くまもとテクノ産業財団の「リージョンIM(リージョン・アイエム)」を拝命することとなった。
  リージョンIMとは、「インキュベータ専属のIMではなく、
  社会インフラとしてのインキュベーション・システムを地域社会に根付かせる推進者」であり、
  言葉を変えていうと「地域インキュベーション・システムのグランドデザイナー」のことである。
  私は、とてもそのようなレベルにはないが、
  地域のインキュベーション・システムづくりの推進者の一人として、やっていきたいと考えている。

   リージョンIMの命名に関して触れておきたい。
  私が平成11年度の支援センターモデル事業の時から携わってきた
  熊本県中小企業支援センターのPM(プロジェクトマネージャー)を卒業するにあたり、
  今後はどのような活動をやりたいかについて、以下のような私の意向を伝えながら、
  財団の事務局長との意見交換を行った。

   「熊本県の産業活性化への貢献」をしたいと考えており、特に「創業・経営革新の支援」と
  「支援を通して得ることのできる『よりよくする』ためのインフラ整備の促進」の面での
  貢献を行いたいと考えている。
  但し活動を行っていく中で、縦割り組織の溝を埋めるように横断的に連携できる活動を行いたい。
  今までの組織にこだわらない融合化した活動を評価いただいたようで、
  今回の私の意向への財団からの賛同を得ることができた。
  その時の肩書として「創業支援コーディネーター」を提案し了解を得ることもできた。

   2月JANBOのIM養成研修の講師で上京した時に、
  梶川局次長と星野所長に次年度からの私の役割や肩書について話をしたところ、
  「折角の新しい肩書でもあり、もっとインパクトのある肩書にしよう。考えてみたいので、
  少し時間を欲しい。」との話になった。
  最終的にJANBOから「リージョンIM」がベターとのメールが入り、
  財団の了解も得ることができ、今回の肩書が誕生したことになる。
  3月になってのJANBOセミナーの資料に「リージョンIM」という言葉が使われているが、
  それを名乗る第1号となり、光栄至極に感じているところである。

   なお4月1日付のIM向けのMLメールを使って、新造語「リージョンIM」に関して
  JANBO・星野氏が説明されているので、以下に転記しておく。
   表題「リージョンIM」
  この新語を説明します。
  英語にSocial Entrepreneur とかCivic Entrepreneur と言う語があり、
  これは自らの企業家活動により地域産業を企画・行動し実現する人です。
  これを可能にするのは自らの起業と他者の支援経験などがあって
  初めてこの卓越した能力が備わります。
  テキサス州オースチンにDr.コズメツキーという有名な人がいます。
  この役割を名乗るとき、自らEntrepreneur ではおかしいのであれやこれや
  ひねった挙句JANBOで「リージョンIM」を造語しました。(社会認知度低)
  この第1号の称号をIMインストラクターで地域活動に今後専念される
  横山さんにプレゼントしました。
  第2号の出現をお待ちしています。