熊本県におけるインキュベータ立ち上げ事例 そのD> |
第5回 :よい施設の具備条件 以前、大阪でインキュベータ卒業企業を調査したことを基に、「よい施設の具備条件」をまとめてみました。 まず、交流スペースを確保することが絶対に必要です。それで、月1回は交流会を開催することが |
施設が24時間使えることも条件です。 そのためには、利用者の自主的な管理責任意識を醸成しなくてなりません。 さらに仮眠室とシャワー、簡単な調理設備があれば、さらに利便性が高まります。 常勤のIM配置は絶対必要です。 また、契約書では仮住まいを前提としています。 熊本の場合は、シェアードオフィスが半年、オフィスが1年です。今回は例外を認めません。 期間が短いという意見もありますが、とりあえずはこれでスタートしました。もちろん、出ていったからといって支援しないわけではありません。卒業生のアフターフォローも考えています。また、月次レポートを提出してもらいます。企業にとっても、月1回のチェックができますし、コミュニケーションツールにもなります。あまり、細かいものだと大変なので、よりシンプルで、よりコミュニケーションツールになるものを準備しています。 |
私自身は、JANBOの研修を受け、いろいろな会合に参加し、また、他のIMの方々と話し合いを重ねて きました。今回のインキュベータ立ち上げにおいても、IM養成研修に参加したことによって、相当に役に 立ったと考えています。 本稿は、第3回インキュベーション・マネジャー交流連携事業(2002年12月3日、長崎市にて開催)の プレゼンテーションの妙録である。 |