■創業セミナー・熊本モデル④

地域診断士研究会と日本政策金融公庫・熊本創業支援センター共催の創業塾「実践セミナー」が6回シリーズで、8月26日(土)~9月30日(土)に開催され、つい先日、コアメンバーによる反省会を開いたばかりである。

私のほうが肥後創成塾と重なってしまい、殆ど参加できなかったが、木下さんを中心に村橋さん、渡辺さん、そして公庫の尾崎所長が中心となって、当初の企画のブラッシュアップから実施までをやっていただいた。
第1回 ガイダンス→相互紹介→基礎セミナー振り返り→作成状況確認→交流会
第2回 ブラッシュアップ支援①+業界別審査辞典&情報収集源(渡辺)
第3回 ブラッシュアップ支援②+グループディスカッション
第4回 ブラッシュアップ支援③+融資のポイントと事例(尾崎)
第5回 ブラッシュアップ支援④+創業時の税務知識(岡本)
第6回 プレゼン準備→プレゼン発表→修了式→交流会


今回は初めての基礎セミナー⇒実践セミナーのシリーズ開催で、慣れていなかったこともあり、受講者をうまく集めることができずに、6名の参加者となった。
私は第4回と最後の懇親会にだけに出席したが、非常に受講生との密着度の高いセミナーとなり、受講生には心より感謝されたように感じることができた。
最後の懇親会の時に、「実践セミナーをやったことで、漠然としていたものを具体的にイメージできるようになった」「受講生仲間とグループディスカッションすることで、大きな刺激を受けるとともに励ましにもなった」「4時間だったので、ゆっくり相談ができ、頭の整理もできた」などなど、感謝の意のこもった嬉しい話を聞くことができた。
今まで創業セミナーをやるたびに、ブラッシュアップがされないまま終わることに、受講生が学んだことを実践に活かしきれていないのではないかと考えていたので、今回、実践セミナーを行ったことで、このフォローアップの必要性を確信することができた。
この創業セミナー・熊本モデルは、創業を目指す受講生サービスに必要不可欠のものであることを、今後、アピールする必要性を感じている。


コアメンバーによる反省会の時に出た今後の課題&改善策として
① 受講者数の確保 :基礎セミナーの時に実践セミナーをやることを周知。基礎セミナー時に受講生と交流努力。
② 開催日時 :土曜日の9:00~13:00(共育塾方式)も検討要。
16:00~19:00も。平日なら18:00以降しかない。
③ グループディスカッションの時間不足 :発表後の意見交換や質疑応答が重要だが制限時間制で実施。自社取り込みシートの活用検討。
④ 一部の研究会メンバーで実施 :全員の共有化が必要(次回定例会で基礎セミナーと実践セミナーの仕組みの重要性を、受講生感想を使って紹介)
⑤ その他 :会場確保は半年前に実施要。熊本市の制度に乗せることと予算確保(国・県・市)

創業セミナー・熊本モデルは、更なるブラッシュアップすることで、間違いなく行政も必要とする創業セミナーになると確信している。
そのためのアピール資料を準備して、今後、国・県・市や金融機関、商工会・会議所にも広報していきたいと考える。